松尾 憲幸
故郷、北海道佐呂間町のメールマガジン「ほぼ週刊さろま」への寄稿をまとめています。
自分なりのNotion上でのバレットジャーナル実現方法を紹介します。
怪談と言ってしまうとちょっと違う。実体験ってそんなもの。科学ではまだ判明されていない、私の実体験および知人から聞いた話のいくつかです。
私が、故郷である北海道佐呂間町のメールマガジン『ほぼ週刊さろま』に寄せた原稿のうち、2019年9月11日配信分以降のものは、それぞれマガジン化して保存してある。 2019.09.04以前のものはnoteに保存していなかったのだが、その中にも残しておきたいと思えるものがあったので、マガジン『ピックアップほぼさろ』として、若干の修正を加えた上で保存しておく。
ポメラに関する記事をまとめています。
腕時計のベルトにはブレスレットタイプや皮革、ウレタンやラバー、ファブリック製など様々なタイプがある。そしてブレスレットが好きな人もいれば皮革やラバーが好きな人もいる。最近はナイロン製のNATOベルトを愛用する人も多い。 私は仕事で公の場に立つ時やお客さんに会う事が想定される場合、ブレスレットタイプのシチズン アテッサ・アクトラインを付ける。町内会で草刈り作業などをする時はカシオのMDV-106-1AVで、これには元々シリコンベルトが付いていたが、それをNATOベルトに付け
奄美の酒席にはトビンニャが付きものだ。和名をマガキガイと言う。5〜6cmの巻貝だ。奄美大島北部ではトビンニャと呼ばれ、南部ではティラダと呼ばれる。「酒席にはトビンニャが付きものだ」と言ったが、正式には「付きものだった」。 北海道に帰省した際にはどこの酒席にもシマエビが付きものだったが、こちらもまた過去形である。ネットのNHKニュースでは「ことし7月、資源量の減少で休漁していたホッカイシマエビ漁が7年ぶりに再開され」たとのニュースがあった。「6年間休漁していたにもかかわらず、資
先日、奄美大島のとある漁港にロシアの小型帆船が寄港した。台風21号による風波からの退避だという。「ロシア」と書いてしまったが、知人から送られて来たLINEの画像を見ると船名はどうやらセルビア語らしい。Google翻訳では「巡礼者」と訳されていた。知人がLINEでロシアと言っていたので、ここでもロシアと言うことにしておく。船には3人の男性が乗っていた。スマホの翻訳機能を駆使して知人が会話したところ、彼らは冒険家であり台風が去ればフィリピンに向かうとの事だった。帆船には小型のエン
何だか腕時計の話ばかりしているが、続ける。クォーツ式腕時計には寿命がある。搭載されている電子回路に寿命があるのだ。他の電化製品でも同じだが、メーカーの部品保有期間が過ぎれば修理が出来なくなる。だからクォーツ式腕時計は10年~20年くらいで寿命となる。 一方、機械式の時計は4年~5年に1度のオーバーホールを行うなどのメンテナンス次第で世代を越えて使う事ができる。『大きな古時計』なんて歌があるくらいで、アンティーク時計の中には100年を越えて動いているものもある。機械式の腕時
腕時計はその人を象徴するツールとなり得る。タレントのケンドーコバヤシは腕時計通として知られるが、テレビ出演時にはほぼハミルトンのベンチュラを着用している。三角のおにぎり型のモデルだ。 報道ステーションの大越健介はグランドセイコーのクォーツモデルを着用している。磁気や電磁波に囲まれているテレビ局では腕時計に電磁波や磁気からの強固な遮蔽性が求められ、報道の現場ではなおかつ正確さも必要である。グランドセイコーのクォーツならこれらの条件を備えている。 長嶋一茂も腕時計好きで知られるが
かれこれ15年以上も前、ロードバイクで走り回る事に熱中していた。オートバイではない。あの、ハンドルがキュッとなった自転車だ。職場まで往復30kmを自転車通勤し、土日には早朝ライドと称して60km〜80kmを全力疾走した。2〜3ヶ月に一度は愛知県から岐阜県にかけて200km程度のロングライドに出かけた。若かったのだ。 さて、その頃、ロードバイク界隈では「サドルジプシー」という言葉があった。ロードバイクのサドルは基本的に細くて硬い。早く走るために特化した乗り物なのだから、ゆっ
10月6日、奄美市名瀬のアマホームPLAZA(市民交流センター)にてフォーラム「未来へつなぐ田中一村」を開催した。私も実行委員会の事務局長として、最後に閉会のあいさつをさせて頂いた。 基調講演は一村研究の第一人者で津和野町立 安野光雅美術館館長の大矢鞆音先生、パネルディスカッションでは版画工房アーティー代表の加藤泉氏や、奄美と東京の2拠点生活をしているIMALUちゃん、俳優で映画監督の國武綾氏等に登壇して頂いた。最後は地元の2つの高校の美術部、書道部員たちが一村への想いを語っ
価値には単体としての価値と関係性の価値がある。そのモノ自体の性能や性質に注目すれば単体としての価値がわかる。モノと自分との関係性に注目すれば、関係性の価値がわかる。私たちの生活に直結するのは、モノと自分との関係性の価値である。たとえAくんの親戚に有名人がいようが、同級生が超優良企業に勤めていようが、Aくんの生活に密接な影響を与える関係性がなければ、そこにAくんにとっての価値は無い。高級車はきっと単体としての価値が高いのだろうが、それに乗る「私」との関係性が価値的であるかどうか
機械式腕時計の話をしようとしている。時計にはクォーツ式と機械式があって、現在ではクォーツ式が一般的になっている。時計の仕組みを話し始めるとキリがないのだが、針を正確に1秒に1秒分進めるためには基準が必要になる。その基準を機械式ではゼンマイの収縮による振動で決めている。このゼンマイを水晶に置き換えたのがクォーツ式だ。ゼンマイの1秒間あたりの振動数が6振動であるのに対し、クォーツ式では1秒間に数万〜数百万回振動する。振動数の違いがそのまま精度の違いになるわけで、機械式だと1日に1
不思議といろいろな人から守って頂いている。20代〜30代の頃までは自分の力で何から何までやってやると意気込んでいたが、そんな事が出来るはずもなく、様々な壁にぶち当たりながら歳を経て50代も半ばを過ぎた。40代の半ばくらいから、世の中を変えようとする渦の中へ私をぐいぐい引っ張ってくれる人が現れて、メンターとして私を様々な場所へ連れて行って下さり、また多くの人と引き合わせてくれた。引っ張られるまま何とか力を尽くす内に、今度は何かと私を押し立ててくれようとする人たちが現れた。不思議
9月に入り奄美大島も朝晩は涼しさを感じるようになって来た。暑い季節にはここに「涼しくなる話」と題して不思議な話やいわゆる怪談なども記したりもしたが、YouTubeでも怪談チャンネルは人気のようだ。私も名だたる怪談チャンネルは一応登録して視聴している。 一連のチャンネルを観て気づくのは、いわゆる「怪談(おはなし)」と実話は明確に分かれる。実話の中にも単なる話と、実際に映像に残る実録のようなものに分かれている。実録の中には本当に洒落にならないようなものがあり、それらを視聴する
「痛みは避けがたいが、苦しみはオプショナル(こちら次第)」との言葉を引くのは2度目だ。以前の記事はこちら。 【note『事務局長の万年筆』】 私が誰かに伝えたいと思っている事は、やはりこの一点に尽きるのかも知れない。村上春樹のファンならばエッセイ集『走ることについて語るときに僕の語ること』に記されたリディア・シモンのこの言葉は印象的に記憶している事だろう。今回は「事実と判断の狭間」の話だ。 道に財布が落ちている。それを交番に届けるか自分のポケットに入れるのかはオプショナ
仏教には「宿習(しゅくじゅう)」という言葉があって、意味するところは、人が過去に行った思考や言動が生命に蓄積し、その後の自分自身の生き方を左右する力になっているものを言う。現在の自分の思考や行動が、未来の自分自身を形作ってゆく。その作用が宿習であり、宿習を形成する生命の蓄積物を「業(ごう)」と呼ぶ。悪業を積めば見た目も行動も一層悪くなって行くし、善業を積めばその逆を行く。 ならば善悪の基準はどこにあるのかと言う話になるが、大きく言えば縁の総体である大我のエネルギーを削ぐ働
Notionでバレットジャーナル(1) 概要 Notionでバレットジャーナル(2) 構成 Notionでバレットジャーナル(3) Inbox - すべてのスタートライン - Notionでバレットジャーナル(4) ビュー・ドリブン Notionでバレットジャーナル(5) 運用 5. 運用これまでにNotionでバレットジャーナルを行うための、Notionの構造について話して来た。今回は最終回で運用についてのお話。 基本は紙ベースのバレットジャーナルと同じ 紙ベースのB
愛知県にいた頃の知人、Rさんの実体験だ。 夕食を食べていると、Rさんの奥さんがしきりに隣の和室をチラチラと気にしている。和室とダイニングを仕切る襖はそのとき半分ほど開いていて、暗い和室の畳にダイニングの明かりが差し込んでいる。 「どうした?」とRさんが奥さんに尋ねると、 「ううん、何でもない」と奥さんが答える。しかしその後も奥さんはチラチラと和室を気にしている。 「そんなに気になるんだったら見て来たら?」とRさんが言うと、「わかった」と言って奥さんは和室を覗きに行った。数秒後
日本中が熱波の中にある。それならばここいらで、毎年恒例の「涼しくなる話」をしない訳にはいかないだろう。 愛知県で暮らしていた頃の知人、Mさんの体験だ。当時MさんにはSくんという後輩がいた。Sくんは新聞販売店に住み込みで働いていた。Sくんの住居は販売店の2階にあったが、毎日おかしな現象に悩まされていた。販売店は間口2間ほどの建物で、建物の右側に黒く塗られた金属製の外階段が付いていて、そこを上ると左手にSくんの住居のアルミ製のドアがあった。 おかしな現象とは、Sくんが朝の配達を終