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「食札」で伝えるごちそうさまでした。

僕は食べることが大好き。



ごはんの時間が一番幸せです。

一人暮らしを初めてから自炊するようになり、今年で自炊歴は9年目。今となっては、料理分野でも沢山のメディアが取り上げてくださいました。

藁屋さん(高知県)にて一日限定の松本食堂 - 2021.1.13


「人を幸せにするもの」

この言葉通りで、アスリートだからではなく、人として、生きる上でなくてはならないこと。それが食事です。

自分がアスリートであり、身体が資本なので、毎日の食事と向き合い楽しみ、心を充実させながら食べることで、喜びや幸せを感じています。

今回の大怪我により、1ヶ月ほど入院することが決まってから、病院食を心から楽しんで食べようと決めていました。せっかくの長い入院生活、食べることが喜びになる。病院食を存分に楽しみたい!と。


以前こんなツイートを見かけました。


「これ、めちゃめちゃ分かる.....」



「まずい」「美味しくない」って思った経験がほとんどない。味覚音痴って言われるとそうなのかもしらないけど、それ以上に、逆に舌が繊細だからこそと思ってる。

自炊も味付けはなるべくシンプル、かつ薄味を心がけて塩分も控えめに作るようにしてます。なので、外食は味が濃かったり、自分が作るよりも数倍美味しいので「あー美味しい!」って素直に思っちゃうんです。

美味しいのは美味しい!
めちゃめちゃ美味しいものはもっと美味しい!

コロナ禍もあり、面会NG。部屋でもカーテンで常に仕切って基本は一人。もちろん食事も一人です。だからこそ、一食一食楽しんで噛み締めています。

グラタン風シチュー


特に最近美味しかったのは 「グラタン風シチュー」。パン粉が後乗せ、生クリームではなくサラッとしたミルク感にマッシュルームが良い出汁と香りを付けてくれて最高でした!

僕は自分に合っているので美味しく病院食を食べていますし、自分が自炊するようになってからは、特に作り手の気持ちや苦労を少し分かるようになってきました。

この料理は手間も時間も掛かる。だから、日々感謝を持って食べていて、小さい頃から両親にも

「お米一粒に7人の神様がいる。」

と教えられて、ご飯粒を残すことはありませんし、他の人の食べ方やマナーは特に気にするようになりました。すごく大事なことだと思います当たり前なことって。

今回、入院の時に食事と向き合い楽しむ中で、日々の感謝を伝えたいと思い、そして、自分の中の楽しみを見つけていこうと考えた結果。

毎食付いており、名前や病院によってはメニューやPFCバランスなど書かれているものあります。

「食札」

ここに感想や日記的な一言メッセージ、「ごちそうさまでした」の意味を添えて書いていってるんです。


とある日のメッセージです。
なんてことないことしか書いてないのですが。笑

食器を下げてくれる方は、看護師の場合もあれば、おそらく調理師の方の時もあると感じます。なので、すぐに見られると恥ずかしいのでいつも裏にしてます。

そして、必ず名前や誰が食べたかの確認はすると思うので、その時にチラッとでも気づいてもらえるかなーという、ちょっとした楽しみを自分の中で作っています。

あくまで僕が入院生活を楽しむため、そして毎食のご飯を楽しんでる証の遊びのようなものです。気づいてもらう、気づいてほしいとかでも全くありません。

でも、自分がもし逆の立場だったら嬉しいだろうなって。ナースステーションで噂になって、変なあだ名付けられたら恥ずかしいけど。笑笑

でもやっぱり自分が料理するから分かること。

「ご飯は必ず誰かの想いが込められてる。」

病院食のようにみんなが同じメニューで「自分だけ」とかではないけれど、人が作るのご飯は美味しい。


退院する日まで続けていきたい。
また明日も美味しく食べよっ!

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