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夜と朝『光』を使ってご機嫌を手に入れよう


こんにちは、佐々木です。
今日は夜と朝の光をどのように意識するかについて書いてみます。
朝の目覚めはいつだって爽やかである。という人はどれくらいいるでしょうか。残念ながら私は二度寝の誘惑に抗いつつも(時にはうっかり負けつつも)頑張って起きている事が多いです。そんな私の『光でご機嫌』というテーマはちょっと説得力が欠けますが、そんな私だからこそ光を活用し始めてからの目覚めの良さを実感している。という事で少しお付き合いいただけたらと思います。

最近はスマートウォッチや指輪などで睡眠にスコアを付けるなんて機能もありますね。睡眠のスコアにかかわる要因は一例をあげただけでも食事、運動量、寝具、時間、リズム 等々、知っているだけでも結構多くの項目があります。その中にもちろん『光』も含まれております。
睡眠は一日一回行う生活の一部なので、『照明を点けっぱなしでないと眠れない』『ベッドでスマホを見ながら寝落ちする』『カーテンを開けて星空を見ながら寝るのだ』などそれぞれのスタイルがあるのではないでしょうか。ご自分のスタイルを大切にしつつも、なんだか朝上手く起きられない。という方は下記に示した睡眠時のオススメの光環境を取り入れると、目覚めに改善の余地があるかもしれません。

1.就寝時間のできれば2時間前、少なくとも1時間前には白い光を避ける。
白い光とはオフィスなどで使われる、昼をイメージした光の事です。できるだけ電球色と呼ばれるような色温度の低い照明の部屋で過ごしましょう。

2.就寝時間の1時間前にはスマホやタブレットは避ける。
次に避ける光は、スマホやタブレットなどから出るブルーライトになります。寝る直前までスマホを見ていたい気持ちは良く分かります。でもより良い睡眠の為には我慢です。
どうしても!どうしても見てしまう!!というスマホ中毒者の裏技としてブルーカットメガネをするという手もあるようです。
(私も買おうかな・・いや・・うーん・・)

3.睡眠時は完全消灯
照明を点けて寝たい方も多いと思うのですが、可能な限り真っ暗が良いです。眠るまでは照明がついていないと不安、夜に起きたときに真っ暗は嫌という方は、タイマー付きの小さいランプを枕元に置いておくといいかもしれません。

4.カーテンは遮光カーテン
 住宅街の夜は案外、外灯や月明りの影響で明るかったりするものです。睡眠時に完全消灯するからには外からの光も遮光しましょう。

方法だけ先に提示してしまいましたが、これらにはもちろん理由があります。私たちが生まれてからずっと、夜も照明で明るいのは当たり前ですが、私たちの体にとっては当たり前ではないというズレが問題を引き起こしています。

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就寝前に夕日を連想するような赤みや黄色みのある光を浴びる事で、脳が休息モードへ切り替わりメラトニンというリラックス状態を促進するホルモンが分泌され体と脳が同じタイミングで睡眠状態に入る事ができるのです。
ところが、就寝前に白い光や青い光を見てしまうと脳が『まだ朝だ!お昼だ!働くぞー』と勘違いして活性化し、体を休息モードに入りたいのに脳は興奮状態という状態を生み出してしまうのです。目から入る光の情報を私たちの体は『見る』だけではなく、休息や活性のタイミングをとる事にも活用して整えているのかを知ると面白いですね。

そして、人の体は一日の24時間よりも少し長いくらいの周期で生体リズムを刻んでいます。その24時間よりも少し長いズレを、光を浴びることで日々リセットし活性と休息のリズムを整えているのです。そして、実は私たちの目だけではなく皮膚からも光を感知する事が分かっています。皮膚に光を浴びることで、全盲の方でも一日の生体リズムを調整できるそうです。

その為、目を閉じて眠っている時もできるだけ光を浴びずに眠る事でより質の高い睡眠をとることができます。就寝中に照明を点けない方が良いのはその為です。
そして、眠っている間にカーテンの隙間から朝日を浴びるとその段階から、人の体は覚醒に向けて準備を始めてしまうため、休息に使われる時間が短くなってしまう事が指摘されています。しっかり休息の時間を確保したい場合は遮光カーテンを活用し、起床時間までは光を浴びない事が大切なのです。
そして、起床時間になったら頑張って起き上がり一番にカーテンを引いてしっかり朝日を浴びることで、しっかり休息をとった体を一気に体を覚醒させ、爽やかな一日を始める事ができます。

以前、私も朝目覚めたときに暗いのが嫌で、普通のカーテンを好んで使っていたのですが、この話を聞いて試しに遮光カーテンに切り替えてみたところ、カーテンを開けた瞬間にスッキリとするのを実感しました。ついつい睡眠時間を削りがちな現代人にとって、睡眠時間を最後までしっかり休息に使えるのは重要な事かと思います。
インテリアに潜む光のご相談がありましたら、一度お声掛けくださいませ。

Light Stadio M(ココナラ)


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