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楽しい大人って何だろう?青春とは心の若さである。

こんにちは。はじめまして。山梨県・韮崎市にあるNPO「河原部社」で働いている松野です。
私は主に、ローカルメディア(にらレバ)の運営に携わっているのですが、月に数回、青少年育成プラザMiacis(以下ミアキス)という施設でスタッフとして中高生と交流することもあります。

可能性の塊である彼ら彼女らとの交流は私たち大人にとっても多くの気づきを与えてくれます。そして、何気ない会話の中で、さりげなく伝えられる一言に毎回ハッとさせられるのです。

「大人って大変でいつも疲れているイメージだけど…ここにいる大人(ミアキススタッフ)って楽しそうだし、話しやすいよね」

中でも特にこの言葉にはとても考えさせられました。こどもは大人のことをよく見ているとは云いますが、まさか自分が、その大人サイドに立ち青少年達から真っすぐな言葉を投げかけられる日が訪れようとは。

今回の場合「ここにいる大人は楽しそう」というポジティブワードで話題を締めくくってくれたことがせめてもの救いでした(苦笑)。

一方で、私も彼ら彼女らと同じ年頃に、世の中の大人があまりにもくたびれて見え「これが大人になるということなのか…」と将来への不安を言語化するように、大人に対してどこか諦めにも似た眼差しを向けていたことを思い出したのです。

いかんいかん、目の前の青少年達にそう思わせてしまう大人になることは回避したい!と、あれこれ考えた末、心にゆとりが生まれる「贅沢なひとり時間」を意図的に作ることが大事、という結論に至りました。今回はそんな公私混同なテーマでお話を進めていきたいと思います。

なぜ、ゆとりが大事という結論に至ったのかを簡単にお話しすると、心に余裕がない大人は、無自覚に周囲へその不機嫌を振りまき伝染してしまうと感じたからです。
これまでの交流を通して中高生たちは、大人が醸すわずかな不機嫌をも敏感に察知し気を遣っている場面が多いと実感しました。なので、自分の機嫌を上手に手なずけられる大人でいることが、ユースワーカー必須の条件だと感じました。
それにこれまでの人生で不機嫌でいて良いことが起こった試しがないので、(かの有名なドイツの詩人ゲーテも「人間の最大の罪は、不機嫌である」といっています。)可能ならいつでもルンルン気分でいたいと思っています。


自身が中高生に戻った気持ちで

とはいえ、ただただ自分を甘やかす時間を過ごすのでは芸がない。どうせならミアキスの利用者との交流にも役立ち、且つ自身も心から楽しめる一石二鳥なものがいい。

そこで思いついたのが、「(私が)中高生時代に興味を持ったもので、現在もなお触手が動くものをピックして片っ端からリバイバルする」というテーマでした。最近のnoteで中高生時代を振り返っていた理由は、ここにあります。

最近本棚に仲間入りした漫画たち

そして、ここ十数年の記憶をたどり見つけたのが、読書と日本のサブカルチャーでした。中でもとりわけ「音楽・本・アニメ・漫画・イラスト」などのコンテンツは、ミアキスを訪れる中高生との会話でも、たびたび話題に上がる親和性の高いものでした。

そうと決まれば初動が早いのが私の長所(笑)。Spotify、amazonプライムなど、すでに利用していたサブスクを駆使し、記憶を遡りながら青春時代のイチオシを観たり聞いたりしたり、ミアキスを利用してくれる中高生から勧められた作品や楽曲を再生してみたり…楽しみながら現代のティーンエイジャーたちの世界を疑似体験してみたのです。


時代は変わっても、「中高生」で感じることは今も昔も変わらない

さて、実験してまだ数ヶ月ではありますが…目に見えた効果はざっとこんな感じ。

1.目的であった「心のゆとり」を作れた。
2.自分の中高生時代のことを思い出すいいきっかけになった。
3.大人になった今、見直すことで新たな発見が生まれる作品が多く感慨深かった。
4.中高生との会話の中でオススメの作品などについて語り合えるようになった。そして、交流を通して、時代が変わっても、中高生時代に感じたことは今も昔も変わらないことを実感した。
5.自分が中高生時代に感動した作品&楽曲を薦めると現代の中高生にも刺さった!(森絵都著『カラフル』、伊坂幸太郎など)
6.自分のスパークを再発見できた。

…とりあえず、メリットしかありませんでした(笑)。

中でも一番の収穫は「自分のスパークを再発見できた」ということ。これは嬉しい誤算でした。
※ スパークとは、誰もが持っている「感心、スキル、パッション、特別な資質」のこと。

↑この記事内で、再発見したスパークの1つについて触れています。

大人になるにつれて隠してしまったり、気づかぬふりをしていた、ずっと心の中にあった大切なスパーク。

その当時に育てることはできなかったけれど、大人になった今だからこそ挑戦できることもあるのでは?と思うのです。

青春とは心の若さである。 信念と希望にあふれ、勇気にみちて日に新たな活動を続けるかぎり、青春は永遠にその人のものである」
松下幸之助の言葉


Panasonic創設者の松下幸之助が残しているように、新たなことへの挑戦は何歳からでもはじめられると私は信じています。

図らずも、ミアキスのスタッフは、月に一回「スパークプレゼン」なるものを開催する予定となりました。可能な範囲でスパークにチャレンジし、その場をお借りして、少しずつ発表できるよう頑張ります。

最後までお読み頂きありがとうございました。


おまけ…

「中高生時代に興味を持ったもので、現在もなお触手が動くものをピックして片っ端からリバイバルする」というテーマを掲げ、大好きな音楽を思い浮かべて出来上がった産物がコチラ。

Spotify|年代別『無限リピート級の推しソング』プレイリスト💁🏻‍♀️

===以下、誰得?なプレイリストを置いておきます(笑)===

【中高生時代】

ミニコンポやMDプレイヤーを駆使してミスチル、スキマスイッチ、SEAMO、KREVAを始めとする、Jポップ&HIP HOPに励まされながら陸上競技に没頭。辛く厳しい戦いの日々、音楽に励まされながら挑戦していた日々が懐かしい。笑


【大学生時代】

TSUTAYAでバイトをはじめ守備範囲はぐんと広がり…ロキノン系(クリープハイプ他)、洋楽(FALL OUT BOY他)、ボカロ(40mP他)など…手当たり次第に聴きSONYウォークマンは手放せない日々に…。


【社会人20代ver】

仕事に追われゆっくり音楽に浸る時間がなかなか取れず、ファンクラブに入っていたミスチルと高橋優、フェスに出演するバンドを中心にチェック。


【2021年ver】

30代に入ってから、聴く音楽がガラッと変わる。ついにSpotifyに手を出し、ラインナップにはシティポップやチル系のゆるめソングがずらりと並ぶ。

自分の生活環境や置かれている状況でこうも好む音楽のテイストが変化するのか…など、新たな発見もあって意外と面白い作業でした。

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