「制度さえ作れば仕事は終わり」と思っていませんか?
6月定例会が無事終了。今回は「人材育成と活用について」をテーマに一般質問をしました。
豊川市HPにアップされた動画です↓↓↓
昨今、高齢化や人口減少などに伴い、労働力不足が大きな問題となっています。それは市職員、教員も例外ではありません。その一方で、国による働き方改革が叫ばれ、労働時間の削減やライフワークバランスへの配慮が求められております。このような中で従来と同質、またはそれ以上の業務をこなすためには、一層の効率化や職員のスキルアップが求められます。補充人員の確保がなかなか難しい現状では、在職している職員の離職を防ぐことも重要になってきます。そのためには働きやすさ、働く意欲を高めるような組織づくりも一層重要だと考えます。
市民についても同様です。様々な分野で意欲ある市民ボランティアが大いに活躍できる場と、仕組みを整えることが重要で、それは安心安全で暮らしやすいまちを実現するための大きな力になります。
このようなことを念頭に置いた上で、人材育成と活用について、市職員、教員、市民それぞれ順番に聞きました。その理由は組織間に新たな人材や考え、業務の手法を取り入れることで活性化や強化が図られるのでないかという思いからです。
豊川市は、自転車用ヘルメット購入や店舗等のバリアフリー改修補助など、制度自体は割ときめ細やかな配慮がされているように思えます。しかし、残念ながら職員の汗というか熱を感じられません。一般質問の中でも取り上げましたが、市民が防災士の資格を取得する際の費用補助を行っているものの、取得後のフォローは十分とは言えません。制度さえ作れば仕事は終わり、あとは自然に施策が進んでいくと考えているかのような印象を受けます。制度を作るのが目的ではなく、市民の災害への備えが進むのが目的です。制度作りはあくまでその手段に過ぎません。制度を作った上で、つねに市民に働きかけると同時に、さらに有効な手段を探って改善していくことが必要だと考えます。今後、さらにもう一歩踏み込んだ施策を行うことを訴えました。
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