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眠っている間にアイデアを発見する方法

朝方まで一生懸命に勉強したのに、いざテストの時にうまく引き出せない...。そんな経験をしたことはありませんか? 私は何度もあります。

また、明け方まで頑張ってデバッグしても問題が解決せず、諦めて仮眠をとったら、朝目覚めた時に問題が解決していた...。そんな経験もあります。多分、このような体験をした人はプログラマはたくさんいるのではないでしょうか?

眠っている間に新しいアイデアが引き出される。そんな体験を何度もし、それを積極的に活用した有名人もいます。エジソンはその最たるもので、彼は毎日それを目的に昼寝をしたそうです。その際には小さな鉄のボールを握って揺り椅子でうたた寝したそうです。完全に眠りに落ちると指の筋肉が弛緩して鉄のボールが落ちるわけですが、するとその音で目を覚まし、夢に見たことをすぐさま書き留めたそうです。

記憶は眠っている間に定着する

なお、眠っている間に記憶が定着することや、新しいアイデアが浮かぶことは何度も実験で証明されている事実です。例えば迷路の先に餌を置いておき、ネズミらに迷路を覚えさせます。あるグループのネズミは眠りを妨害し、もう一方のグループには眠りを充分に取らせます。そして次の日に同じ迷路にネズミを放つと、よく眠ったネズミの方は迷路を思い出して早く餌にたどり着く一方、充分な睡眠が取れなかったネズミの方が迷路が思い出せないそうです。こうした実験が繰り返されるうちに、レム睡眠が記憶の形成に特に重要な役割と果たしていることがすでにわかってきました。

なお、レム睡眠は、深いノンレム睡眠の後にやってくるので、一定以上の睡眠時間を確保しないと、レム睡眠までたどり着きません。なので、受験勉強などに励んでいる人こそたくさん眠るようにした方が、結局は効率が良いのです。

また、同じことは人間を対象にした実験でも何度も証明されています。被験者には顔写真と名前をリンクさせて記憶するなどを作業をやってもらい、その後に顔写真と名前を一致させるクイズを受けてもらうなどします。こうした実験によると、わずか15分の昼寝でさえ大きな効果があることがわかっています。もちろん一晩の睡眠を経れば、さらに記憶が定着します。ネズミの時と同様、レム睡眠が重要で、ここを妨害されると記憶が定着しません。

なぜ睡眠中に新しいアイデアが生まれるのか?

さらに、です。

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