見出し画像

(前段)独身男性が東京下町銭湯を勝手に評価する

こんにちは。銭湯が大好きです(唐突)。

コンサルの仕事を始めてから、やたらと銭湯に行くようになりました。
あるとき超忙しいプロジェクトで土日も毎日終電まで仕事状態になった時に、家に帰るのがダルいのでスーパー銭湯で夜を明かしてから会社に行くという行為を繰り返していたら、銭湯がないと生きていけない体になってしまいました。

トップ画像の「銭湯お遍路マップ」(都内の銭湯を回ってスタンプを集めると、賞品と名誉が手に入る超ニッチ企画)も購入し、銭湯巡りを本格的に始めたほどです。もう後戻りできない

オレの空手は後退のネジをはずしてあるんだよ・・・・・・
(板垣恵介「グラップラー刃牙」)

そんな脳の銭湯を司る部分がイカれた独身男性が、自分のよく行く東京の銭湯を紹介がてら評価していきます。

が、長くなるので、まずは銭湯に馴染みのない人に向けた前置きをば。

■ 【銭湯にほとんど行かない人のために】銭湯って大丈夫なの?

以前雑誌で銭湯に関するアンケート結果の記事を読んだのですが、銭湯のような自宅外の公衆浴場に行ったことのある人は80%くらいでした。とすると、世間には2割程度銭湯に行ったことのない人がいることが示唆されます。

なんてもったいない。

でもわかります。必ずしも銭湯っていいイメージの場所ではないんですよね。銭湯に対するネガティブな印象は、概ねこんなところではないでしょうか。
・汚い
・古い
・男ばかり、年寄りばかりで居づらい
・常連や番台が怖そう
・他人と裸を見せ合うのが嫌

せっかくなので1つ1つ解説していきましょう。

・汚い・・・イメージとしてはそうかもしれませんが、少なくとも今回紹介するような銭湯で、建物の内部が「汚い」と感じたことは皆無です。水回りの設備なので、しっかり毎日手入れしないとすぐ傷んだりカビが生えたりしますから、どこもしっかりやっています。逆にそれもできなくなったところが閉業していくという悲しさ。
ただ、お客さんで汚く使う人(洗い場に残ったシャンプーを洗い流さなかったり、浴槽に潜ったり)する人は皆無ではないので、それは自己防衛するか、いっそ気にしないか、使う人次第です。使う前にひと流しするとかするだけでもそういう不快感はほとんどなくなると思います。

・古い・・・これはケースバイケース。もちろんどうしようもないところがあって、歴史ある銭湯では国の文化財に指定されている建物もあるくらいなので、おいそれとリニューアルとはいかないところ。中の設備も古臭いというか、貧弱だったり不便だったりするところも少なくないです。ただ、建物は前述の通り古くても汚くはないし、非日常感を味わえて楽しいはず。
設備については、もうちょいどうにかならないかなと思うところもなくはなかったり。ただ、最近は大規模に修繕して設備を充実させたところも多いので、そういうところに行けばイメージは絶対変わる。

・男ばかり、年寄りばかりで居づらい・・・これもケースバイケース。いわゆる「町のお風呂屋さん」的な小ぢんまりした銭湯では、若い人よりも年寄りが圧倒的に多かったりする。逆にそういうところに若い人がいくと、珍しがって話しかけてくれたりすることも多々あるので、そういう面白さはあります。
女性の場合も、女湯が広く使えてラッキーなんじゃないかな(入ったことないけど。当たり前か)

・常連や番台が怖そう・・・私は経験したことがありませんが、知り合いの体験談などを聞く限り、小うるさい常連が自分ルールを押し付けてきたり、番台やスタッフの対応が稚拙だったりすることも残念ながらあるそうです。設備に気に入ったところがあるとか、家から至近とかよほどの理由がなければそういうところには近づかないのが吉です。

・他人と裸を見せ合うのが嫌・・・こればっかりは銭湯という施設の都合上どうしようもないかも。ただ、何回も通って慣れると自然と気にならなくなっていくものなので、最初だけなんとか我慢して…!

■ 銭湯って何がいいの?

ネガティブな印象は少しは洗い流されたでしょうか(風呂だけに)。
逆に銭湯に行くべき積極的な理由を、主に若い社会人向けに書いていきます。

・疲労回復・・・お風呂の効用として、血流をよくして筋肉をほぐすというのはありますが、銭湯の場合は特製の薬湯だったり、泡風呂・電気風呂のような自宅では再現しにくい特殊なお風呂や、サウナを設置していることが多いです。デスクワークや営業回りで疲れた体を癒すのに最適です。


・ストレス軽減・・・広いお風呂に入ることは、狭い湯船と比べてストレス軽減効果があるそうです。特に交互浴(サウナや熱いお風呂と、水風呂とに交互に入ること)は熱いお湯や冷水のショックで半強制的に何も考えなくなるので、仕事の悩みを一時的に忘れてリフレッシュできます。


・違う世界の人とコミュニケーションできる・・・上でも書きましたが、地元のお年寄りだらけの銭湯に若い人が一人行くと、いろいろ話しかけてもらったりします。ふだん付き合わない人との新鮮な付き合いができます。常連になれば、常連同士で飲みに行ったりもあるらしいです(うらやましい…!


・非日常感・・・そもそもがいかにも「昭和」の建物的な銭湯に行くこと自体、非日常な体験ですよね。さらに岩風呂、露天風呂、サウナのように普段の家風呂と全然違う設備を使うことで非日常感を味わえます。ちなみに筆者は電気風呂で痙攣する体質の持ち主なので、入るたびに臨死体験しています。


・快眠・・・とにかく寝つきがよくなります。交互浴を繰り返してリフレッシュした後帰宅すると、急激に眠くなるのでそのまま朝までぐっすり、なんてことも。酒飲んで眠りが浅くなるより100倍マシですし、そもそも眠くなるので飲む必要がなくなって酒代も浮きます。

■ 結論

銭湯に行くと、とてもいいことがある!

以上です。とても現役コンサルタントの書く文章とは思えないくらい感情が先走っていて自分でも驚きました。

お読みくださりありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?