絵本の最大の魅力のとは…?

こんにちは。
絵本専門士のMATSU-G(まつじぃ)です。

私が絵本について発信しているのはもちろん好きだからですが、もちろんそれには理由があります。
理由はいくつかあってそれぞれ書くとまあ長くなってしまうのですが、一つあげるとしたらですね、それはもう「最大の魅力」と断言できるものがあります。

その「最大の魅力」というのは……

そう!!

すぐ読めることです!!!!

「いや、それはそうでしょ!」
と言いたくなった方もいるかと思います。
絵本は基本的に立ち読みでもすぐ読み切ってしまうくらいの長さの文章量ものがほとんどです。
0歳児向けの赤ちゃん絵本に至っては文字もほとんどありません。
当然、行間を楽しんだり絵をじっくり読み解いたりするともっともっと面白く読めてしまうのですが、単純な内容だけを知るにはそこまで時間はかかりません。

それに、絵本を買う時って全く内容のわからないものを買うことってまずありませんよね?
事前にどういう内容かを知っていたり、わからなかったらまずは手にとって一通り読んでみてから買うのはないかと思います。
買う時点で、もはや読んでしまっているのは事実上の積ん読はほぼあり得ないんじゃないかと思います。

なら、絵本はすぐに読めてしまうから大した内容じゃないものばかりなのでしょうか?
絵本好きなみなさんはご存知でしょうが、もちろんそんなことはないですよね。
一般的には子どもの読み物だと思われている絵本ですが、大人が読んでも深い気付きや発見が沢山あります。絵や文章の素晴らしさから、芸術的な価値があるものも数え切れません。

ところがシンプルな故、そこに含まれているものを引き出したり読み解いたりするのは一度や二度では難しいこともあります。
でも絵本なら大丈夫!なぜならすぐ読めてしまうから!!

性質的に何度も読んだり、読み聞かせたりすることが前提の絵本。
小説やビジネス本も何度も繰り返し楽しむことはありますが、あくまで自分の好きなものや名著と呼ばれるものに限定されると思います。
絵本は大体のものが何回も読まれます。
何度も読むので、そこに含まれている良さをどんどん吸収していけます。
子どもの頃に好きだった本を大人になってから読むと全く違う視点が見られることもありますが、絵本はその点でも優れています。
なぜならほとんどの人が、子どもの頃に何度も絵本を読んだり読んでもらうことがあるからです。自然と下地としての経験や体験があるんですね。
再読するのも簡単なので、ハードルも低いです。

すぐに読めてしまう故に、読書としては軽視されがちな絵本という存在。でもその気軽さが大きなメリットでもあります。
読書週間がない大人も、これから本を好きになって欲しいと思う子どもにも、絵本は大いに役に立つと思いますので、これからもどんどん楽しんで欲しいですね。

今日も読んでいただきありがとうございました。


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