便宜上、取ることになった 公認スポーツ栄養士
公認スポーツ栄養士の松田幸子です。
年の瀬に、美容院でカラーをしてもらってる間、鏡にうつる自分をみて、そんなことを思いました。(書いている今も美容院です)
アラフィフが何言っているんだってことは、どっかにおいておいてください(笑)。
スポーツ栄養士になりたいのか
「スポーツ栄養士になりたい」
という人たちの言葉を何度も聞いてきました。でも私はそんなこと思わなかったと言うのが本音です。いろいろなところで言っているので、聞いたことがある人も多いと思います。
もちろん、スポーツ栄養士という言葉さえ無かった時代に生きてきたから、その言葉を使わなかったのだと思います。
でもその言葉が無かったからこそ
何を自分がしたいのか
を考えて前に進んできた気がします。
◯◯したかった
私が就活している頃は、競泳選手の食事指導をすることが目標でした。その目的は自分が練習中にケガをしたことで、そういう子どもを少なくしたい、それだけです。
なので、食事指導はあくまでも目的達成のツールで、他のツールでもよかったのです。だからフィットネス企業に入社し、スイミングコーチも、ジムトレーナーも経験しました。
私の目的に必要だったからです。
「フィットネス企業やパーソナルジムで栄養士を経験した方がいいか」
聞かれることがありますが、良くもあり、悪くもあり。時間を無駄にする人も、未来の力になる人もいると思います。
便宜上取った公認スポーツ栄養士
日本は『肩書き』がまだまだ重視される国です。でも私が公認スポーツ栄養士を取得したのは
自分を対象者にわかりやすくするため
であり
対象者に安心してもらう
ためでした。もし、取得が目標になっていたら、取得時点で満足し、勉強も継続していなかったでしょう。それにここまでこの肩書きで仕事をしなかったと思います。
公認スポーツ栄養士になったら仕事があるかと言われたら、私はそんなに無いと答えます。
そんなカンタンな世界であれば、公認スポーツ栄養士がタケノコのように増えて、表にたくさんの方の名前が出るはずです。
でも私が取得して干支一回り。まだその気配はありません。
ですが私の「わかりやすい 」「安心」という目標は達成されているので、後は自分が日々研鑽していくだけだと思っています。
公認スポーツ栄養士の地位向上も叫ばれていますが、実践現場がメインの私としては、日々の積み重ねが地位向上につながる1つになっています。
研究現場には研究の
実験現場には実践の
地位向上の方法があり、それが両輪となり、うまく回れば自然と発展するでしょう。そうなると『肩書き』として効果を発揮するかもしれません。
呼び方はなんでもいい
講座をやれば、松田先生
個人セッションのお客様からは松田さん
と呼ばれます。その時々によって、呼び名は違います。
約30年前、入社1年目のときに先輩にこんなことを言われました。
「スタッフさん、おねえさんではなく名前で呼ばれるように」
それが、今ではこう思います。
自分と認識してもらえれば、私がなりたかったもの、やりたかったことが出来る。だから、呼び名は何でもいい、その時、その場所にあったもので。
自分は何になりたかったんだろう
自分は何になったんだろう
そして、最初の問いに戻ります。
自分は何になりたかったんだろう。
これは前述しました。では
自分は何になったんだろう
おぼろげに思っていたのですが
『透明な松田幸子という入れ物に、必要なものを入れ続けることでしっかりした松田幸子を形作る』
ということをしたかったんだろうなと感じました。入れ続けるものにはプラスもマイナスもあります。でもそれで松田幸子が出来あがっていて、その中の1つがスポーツ栄養士という呼び名だったというだけだと思います。
例えば、管理栄養士を栄養管理士というように言う方がいますよね。それもとても多いと思います。
でも最近はそう言われると、めくじらをたてるより
「ですよね~。その方が一般的には意味が通りやすいですよね~」
と笑いに変えるようになってきました。一般の方には「栄養を管理する人」というように思う方が多いですから。それよりも、自分に相談してくれようとしたこと、自分に依頼しようとしてくれた方を大切にしたいと思うからです。
名称は最終的に覚えてもらえばいいわけです。なら、目くじらたてるより、お互い笑って気持ちよく覚えてもらった方がいいと思うのです。だから、上手に話を拡げられるようにしたいと思っています。
さ、髪の毛もセットしてもらってお昼になりました。
戯れ言にお付き合いいただき、ありがとうございました。これから仕事してきます(^^)
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