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イチゴの反収2,000万円

1反(約10アール:1,000㎡)当たりの作物の収穫高を一般的には指しますが、ここでは売上で考えて見たいと思います。

イチゴの反収で2,000万円を超える農家
私が今まで会ったイチゴ農家で、反収の最高売上の人が2,000万円でした。
一般的なイチゴ農家の売上を反収ベースで見ると、350万円~700万円くらいかなという印象です。
これも農家の技量や、イチゴのブランド価値、栽培する地域などで大きく差があり、“一般的”という表現をするのはちょっと違和感もありますが、イメージとして考えてください。

反収2,000万円の農家は、観光農園はしていない
この最高反収を出している農家は、市場出荷のみだけで観光農園をしていませんでした。
ここが驚くところなのですが、イチゴ栽培に経験豊富なベテランかと思いきや、30代前半の別業界からの転職者で、地域でもダントツの売上をコンスタントにあげている若者です。
この人は管理しているハウスは、工場並みに整理整頓されており、工場勤務経験者なら耳慣れた5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)が徹底的にされている印象で、一般の農家とは全く別物という印象がありました。
更に、このいちご農家は有名なイチゴ産地ではなく、全くマイナーな産地でした。

きちんと管理された農場は、高収益に繋がる
ここで見た光景は、MD-Farmが想定している管理体制を裏付けるものとしてたいへんに参考になりました。
如何に苗の発育を揃え、かつそれを維持することが収益に繋がるかという視点が重要な要素の一つなのかと再認識できました。
MD-Farmのイチゴの植物工場では、この最高反収を1桁をゆうに超えるパフォーマンスが出せる設計になっています。
今後、この工場を社会に展開できるようにします。




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