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【私への手紙】オトコとオンナのおとぎ話 #10 最終話

…つづき

恋の始まりは
いつだって突然やってきた。

誰かに恋をすると
その人に好かれたい、と思うようになる。

自分磨きを始めたり
明るく笑顔が増えてたり
オシャレをするのが楽しくなったり
活き活きとした日々となり
心が潤う。

そして恋が始まると
思いもよらない展開になることもある。

ポジティブなことばかりではなく
ネガティブなことも、もちろんある。
それでも誰かを好きになる、
そんな恋するパワーは最強だ。

恋愛経験が少ない10代も
幸せも悲しみも知った20代も
様々な経験を積んだ30代も
愛し合う素晴らしいを知った40代も
そして50代…60代…
どんな年代であろうと、どんな恋であろうと、
誰かを好きになることは素晴らしい。
誰かを想う心は、純粋でキレイだと思うから。

恋の始まりは一人だけど
恋愛は、相手と向き合い二人で一緒にするもの。
そして恋愛は、いつしか『愛』へと変わっていくもの。
私は、そう思うようになっていた。

いくつになっても
誰かを愛する素晴らしさを忘れたくない。
もちろん、自分が自分を愛することも忘れたくない。

ずっと忘れないでいよう。
ずっとずっと大切にしよう。

別れてもずっと好きだった昔の彼。
おとぎ話のようなハッピーエンドにはならなかった。
けど…
アイツのことを、アイツのことを愛した私を、
記憶から無理やり消そうとするのは、もうやめた。

だってこれからは、おとぎ話よりも、
もっともっと最高な恋愛をするって決めたから。
もう、昔の私とは違う。
強く、そして、前向きになったから。

未来の私に会えるなら、こう伝えたい。

『私、最高にイイオンナになったよ』

おしまい。


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