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フィルムは自家スキャン

僕はフィルムカメラを使う時は中判カメラを使っているのですが、フィルムも高けりゃ現像も高い昨今ですよね。6×7のフィルムですと1本につき10枚しか撮れないので、フィルム代と現像代を合わせると一枚300円〜500円の写真になります。それでもフィルムで撮る方がいい写真になることが多い気がする僕は、どうにかしてランニングコストを減らしたいと思っています。

AIRESFLEXで撮影
AIRESFLEXで撮影
HORSMANで撮影
HORSMANで撮影

僕は現像は普段山口県にある山本写真機店さんに郵送でお願いしています。
スキャニングの色が綺麗でとても好きなのですが、スキャンまでお願いすると結構値段がかかるのでどうしようか悩んでいました。現在は35mmフィルムだと600円、ブローニーだと700円です。

とりあえず、フィルムを今後も続けるという想定であれば自分でスキャンした方が安いよなと思ったわけです。

それで購入したのがこれです。このスキャナーはネガの反転処理をしてくれるので、Lightroomなどで処理をする手間が省けるので楽です。

現行機はGT-X980ですが、型落ちの970を買いました。中古で2万5千円くらいで購入したので、潔癖でなければ中古で問題ないと思います。

中古だとフィルムホルダーが付いていない場合があるので、その場合はこちらも用意が必要です。


やり方です。

フィルムの規格にあったホルダーを用意しハメます。この時必ず綿手袋をしましょう。指紋がついたり埃がついたらそのまま優しく払うことで綺麗にすることができます。ブロワーも用意しましょう。

セットしたらデスクトップアプリケーションでスキャンします。

基本設定はこんな感じ、解像度は1200dpiが後々レタッチしするのにちょうど良いサイズでした。サムネイル設定は必ず撮影したフィルムの企画に合わせましょう。

次に拡張設定画面に移動します。ここではスキャンする前に必ずプレビューを押しましょう。サムネイルを見てください。色が変です。この色を戻すコツがあります。メニュー欄の退色復元なしになっています。これをありにしてください。

すると色がこのように戻ってきます。それでも色が転ぶ場合は再びなしを押してみてください。ニュートラルな色に戻ります。さらに細かい調整をしたい方は詳細設定からトーンカーブをいじるなどして調整ができます。

軽く調整ができたらtifで書き出します。

スキャンデータ

僕はCaptureOneで現像しているので色味調整した後、Photoshopでごみ取りをして完成です。

鷲尾友公の壁画

山本写真機店さんはこんな作業を日々しているのかと思うと脱帽です。
でも自分の色味を作れるので結構楽しいです。


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