松千代

写真家 / フリーランスの / 写真家 / その思考がわかるnote

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メンバーシップでは、下記のことを発信しています。 ・ツテなし貯金なしでフリーになった自分がどういう思考で活動しているか ・商業フォトグラファーと写真家の2軸の生き方 ・CM業界で培ったこと ・SNS時代にリアルコミュニケーションで生きること ・その他あらゆる事象に対する独自の視点 交流を目的とするものではなく、松千代からの発信が主になります。

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  • 月刊クマガイズム

    音楽家クマガイユウヤとの出来事を写真家が言葉を添えて連載する写真集のようなブログ

  • 毎日撮ってる

    一眼レフ、フィルム、はたまたスマホで、松千代は毎日何かしら撮っています。それを公開していきます。

  • 愉快な友達図鑑

    写真家松千代を取り囲むなんだか様子がおかしい個性豊かな友達とのエピソードをもとに、彼ら彼女らを紹介していくメディアである

  • 行き場のないサイアノタイプたち

    作りすぎて行き場のなくなったサイアノタイプ

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    不定期で小説を書きます。

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お家でできるサイアノタイプの作り方

こんにちは。松千代です。もしかしたら自分の家系が武家だったんじゃないかと思ってソワソワしています。家系図の辿り方に詳しい方教えてください。 さて、タイトルの通りお家でできるサイアノタイプの解説をしていきたいと思います。 サイアノタイプって? こちらです。青写真と呼ばれるもので、紫外線に反応する塗料を塗った用紙を感光させ、像を定着させる技術です。 サイアノタイプの作り方を検索すると、たくさん記事が出てくるのですが、結構簡単なのになぜかむずかしく感じてしまう表現の記事が多

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    • 嫉妬しないの?

      友人にクマガイユウヤという男がいます。 几帳面なのにがさつな彼は、今年が勝負の年なんだと僕は思います。 というのも、彼は今波に乗っています。 出会いは大学一年の春、たまたま同じクラスだったのがきっかけで、気づけば10年の付き合いになっていました。ずいぶん長い間うだつの上がらない日々を過ごしてきたのを、僕は知っています。 彼は稀に見る天才で、ギターを持ってステージに立てばたちまちHEROとして音楽の化身と化します。もともと僕だってミュージシャンになりたかったのですが、彼

      • ドイツの光 #7

        文化というのは観光地ではなく街の外れに現れます。はっきりそういうお店という主張をするのがドイツ流なのでしょうか。 奇跡的に建物と同じ色合いの人が変わりばんこに現れました。 この日は20,000歩くらい歩いた気がします。

        • 少し自分から遠いもので稼ぐ

          好きを仕事にするなと言われたことがある人は多いと思います。 いや、僕は言われたことないかも?(人の話を聞かないから) 聞いた話によると、好きなことが嫌いになるからというのが一般的な理由でしょうか。僕はフリーランスで活動している中で、少し違う角度で答えが出たような気がしています。 好きだから売れない 僕は最近こんなものを作っています。 サイアノタイプと呼ばれる印刷物なのですが、ECサイトで売れば?と言われることがままあります。でもなんか、売れないというか売りたくないんで

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        お家でできるサイアノタイプの作り方

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        メンバー特典記事

          資金のないフリーランスは借りればいい

          こんにちは。 松千代と申します。 気づけば独立して3期目 カメラ一本で生活しているわけですが 僕は独立して早々に150万円を借金しています。 僕はフォトグラファーとして食べていくと決めたのに、貯金もツテもない状態で独立した結果、カメラを売ってお金を作るという無駄なことをしたりして、何やってんだろうといったスタートでした。 確か初月は売上3万円とかでしたね。貯金がないのでいきなり破産しかけて、急遽兄に返せる見込みのないお金を1ヶ月の生活費分借りました。 そこでふと気づい

          資金のないフリーランスは借りればいい

          600円借りて1案件受注

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          今、ドイツ旅

          ドイツに行ってきました。いい国です。涼しいし、湿気が少ないし、街並みは綺麗。空も広いです。治安も気をつければ安全なところも多い。けどたったひとつ、たったひとつだけ攻略しないと観光できない問題があるんです。 それがサムネにある「運ゲー」です。この運ゲーを乗りこなすための秘訣を、身をもって体験してきました。これがドイツだ!と言うには偏見が過ぎますが、まあこれだけ覚えておけば観光くらいはできるでしょうという事を書いてみようと思います。 ドイツ鉄道は時間通り運行しない 最近ニュー

          今、ドイツ旅

          ヤマカメさんの色が出せない

          ヤマカメさんの色が出せない

          撮るから気づくのか、気づくから撮るのか

          撮るから気づくのか、気づくから撮るのか

          行ってよかった

          行ってよかった

        記事

          ドイツの光 #6

          電車に乗っていると、フラッシュモブに遭遇しました。反射的にカメラを構えようとすると友人に「お金取られるからやめときな」と制されて結局撮らなかった。 代わりに曇り空の車窓の外をずっと眺めていました。山のない景色は勾配がないから、広いはずの空が低く見えて不思議な感覚でした。 改札のないドイツは誰でもホームに入れるので、ホームレスや薬中もいて、カオスです。そして低確率でホームに券売機があります。その場で買うスタイル。 ケルン中央駅に着く途中に見える橋にはおびただしい数の南京錠

          ドイツの光 #6

          資金のないフリーランスは借りればいい

          こんにちは。 松千代と申します。 気づけば独立して3期目 カメラ一本で生活しているわけですが 僕は独立して早々に150万円を借金しています。 僕はフォトグラファーとして食べていくと決めたのに、貯金もツテもない状態で独立した結果、カメラを売ってお金を作るという無駄なことをしたりして、何やってんだろうといったスタートでした。 確か初月は売上3万円とかでしたね。貯金がないのでいきなり破産しかけて、急遽兄に返せる見込みのないお金を1ヶ月の生活費分借りました。 そこでふと気づい

          資金のないフリーランスは借りればいい

          嫌いと共感

          写真というのは、好きなところ以外を排除してしまうある意味残酷な一面を持っています。これは写真家の濱田英明さんも仰られていて、僕はこの特性はSNSの登場によって加速したと思っています。 僕は常々撮っているものがあり、撮っていないものがあると認識して撮影しています。写真の外側の世界は、確かにあることを覚えておかないと自己中心的な思考に陥ってしまうと考えているからです。 ところでみなさん、海老は好きですか?僕は苦手でして、その他にイカ、タコ、貝も苦手です。でも何故かこの食材はほ

          嫌いと共感

          ドイツの光 #5

          ドイツの光 #5

          ドイツの光 #4

          この写真を見ていただけますか。ライン川沿いを撮った一枚です。 ライン川沿いは幸せそうな家族やカップルがランニングしたり、自転車を漕いで穏やかな空気が流れています。僕も流れに乗って歩いていると、急に布の塊が視界に入ってきました。よく見ると隙間から足が見えています。そう、ホームレスが寝ているのです。 僕はドイツに対してなんのイメージもなく、調べた情報の一片だけを携えて写真を撮っていたのですが、この光景はいずれ日本が辿る未来なのだろうなと思ってしまいました。コロナ禍の前の新宿西

          ドイツの光 #4

          ドイツの光 #3

          ドイツに行ったら急に早寝早起きになりました。そして帰国したらまた朝起きるのが苦手になりました。ドイツにいる間に薄々感じていたのですが、日本ってめっちゃ眩しいのかも知れません。 ん?日本が眩しい?ドイツがじゃなくて? 眩しいのは、キラキラしているとか、金髪の子供がビジュアルが良いとか、街並みが綺麗だからとかそういうことを言っているわけではなくて、日光の回り方が日本とドイツでだいぶ違う気がしているのです。 そもそもドイツは日本に比べて日照時間も短く、冬場は日が登るのもだいぶ遅

          ドイツの光 #3

          ISO800のフィルム縛りが良い修行

          初めまして、こんにちは。あるいはこんばんは。松千代と申します。 先日ドイツに行った時の話です。 冬のドイツは晴天率が低いとのことで、高感度フィルムばかりを用意して行ったのですが思いの外晴れたおかげでかえって露出オーバー気味に。必然的に絞りを開放にしたボケのある写真が撮れず、絞りまくったキメの写真ばかり撮ることになったのですが、それがかえって僕を進化させました。 この写真はISO800を入れているのを忘れて絞り開放で撮った一枚です。逆光かつ露出オーバーで何を撮ったのか分かり

          ISO800のフィルム縛りが良い修行

          ドイツの光 #2

          ブレーメン駅から市街地に向かって歩いていると、バグパイプを吹いている人がいました。服装もスコットランドの伝統衣装ですね。ヨーロッパの路上演奏は異様に演奏レベルが高い気がしました。 ドイツの景色が妙に映える理由は、抜けに余計な建造物がないからだと気づきました。あと、電線がないのがいいですね。

          ドイツの光 #2

          ドイツの光 #1

          僕は写真を撮るので、光を撮っているに等しいと思っています。ドイツの光は日本とは違った輝きと影を持っていました。 秋から冬にかけてのヨーロッパは天候が安定しなくて、晴れ間は多くありません。ドイツではほぼフィルムで撮影していたので、ピント合わせも露出合わせも一瞬でしなければならず、知らぬ間に修行になっていました。 湿気がないからとか、建物が綺麗だからとかそういった要因ももちろんあるのだと思いますが、光の周り方がどうも日本とは違うように感じました。ブレーメンは路面電車と自転車が

          ドイツの光 #1

          むかしむかし

          むかしむかしあるところに プライドが高くとても怒りっぽい少年がいました。 少年は自分がよければ良いと思っていて 親切をしないくせに、他人の親切は当たり前と思っていました。 少年はありがとうという言葉を使えませんでした。何故なら少年は、感謝の気持ちを持っていないからです。 そのくせ他人が少しでも自分の思い通りにいかないと当たり散らし、挙句に手を挙げる荒くれ者なので、少しずつ他人との距離が大きくなりました。 少年には不良の兄貴分がいました。彼は素行が悪く、大人によく叱られ

          むかしむかし

          写真が上達するという幻想と実態

          写真上手くなったな〜と常々思ってお客様に納品しています。良いのか悪いのか、自分の写真は好きです。普通だよねって言われる時もあれば、もう少し普通に撮ってと言われたりするので、あまり当てにしていません。案件にあった写真を撮るだけです。 ところで、写真が上手くなるって何だと思いますか?自分で上手くなったとか言っておきながら変だなぁと脳内をぐるぐるしているので、ちゃんと考えてみることにしました。 写真は被写体の総合点で成り立つ 難しいことを書きましたが、写真を構成する要素は大き

          写真が上達するという幻想と実態

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