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食物繊維について


今日は早朝はさわやかな風が吹きわたり、とても気持ちがよかったです。が、しかし、あれから気温はどんどん上がり、熱風が吹き荒れています。
熱中症にはくれぐれも気をつけましょう。

食物繊維という言葉をCMでよく耳にすることが多いですね。

食物繊維とは、ヒトの体にある消化酵素で消化されない成分のことで、芋やごぼうなどの野菜やわかめなどの海草の主成分です。食物繊維を食べるとお腹がいっぱいになるので、食事の時に食べる物の量が少なくてすむのはよく知られていますが、その他の働きはあるのでしょうか?

まず、第一に脂質の吸収を妨げる働きがあります。一般に脂質は小腸で吸収されますが、そこに食物繊維があると、脂質の吸収が妨げられ、そのまま大腸に送られて高カロリーの脂肪を取り入れなくてすみます。

第二に、血中のコレステロール値が低下します。肝臓は胆汁酸を作って十二指腸に排出していますが、そこに食物繊維があると胆汁酸の再吸収が妨げられます。胆汁酸が肝臓に返ってこなくなれば肝臓は失った胆汁酸を作る必要にかられます。胆汁酸を作る原料がコレステロールです。血液中のコレステロールが胆汁酸を作るのに消費されて、血中のコレステロール値が低下します。

一般に食物繊維をとる量は、1000キロカロリー当たり10gと言われています。日本人の場合は、普段食事などで1日に2000~2500キロカロリー摂取しているので20~25g程度の食物繊維が必要と言われています。いろいろな食品から食物繊維をとりましょう。

自由が丘松原医院


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