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吹奏楽をやっていてよかったな

昨日は、佐久平マーチングバンド発表会の運営お手伝いに。
今年は大会やイベントが軒並み中止となり、発表の場も、練習の場も、奪われてしまった中で、1年生にとっては初めての発表だったり、3年生にとっては最後の場だったり。感慨深かったな。

わたしは小中吹奏楽をやっていて、わりと結果を残した学校だったのもあり、あの世界のすさまじさを少しは分かっているつもりがある。だから、ほんとうは、何重にもなったあの楽器の音を聴くだけで、涙が止まらないのだ。鮮やかすぎるほどによみがえってしまう。

大好きだった仲間や先輩や先生は元気かなあ。わたしはノスタルジーにひたひたになっていた。

なんであんなに打ち込むことができたんだっけ。小学校のころ、感動して涙が出る、というのは、おそらく人生で初めての経験だったとおもう。感動を体感したんだな、わたしは。生きながら、喜怒哀楽以外の感情の意味と感覚を一致させていく。大人になると、もうひとまわり外から、それを俯瞰したりするけれど。わたしの記憶にある、最初の感動は、吹奏楽だったな。

当日の役割は取材だったので、たくさん写真を撮って、話を聞かせてもらった。今にかける思いが、ずーんと私の胸に響く。うまいからすごい、だけじゃない感情の複雑さ。吹奏楽をやっていて、よかった。

全国トップクラスの茨城県立大洗高校がゲスト出演。今を生きるってこういうことだなあ。
毎日note45日目。

目に触れられず流れていく宙ぶらりんなローカル情報を囃し立てて、自分の住む地域ってなんかいいな、誇らしいな、暮らしやすいな、と感じられる循環を作り出したいと思っています。(team OHAYASHI細川敦子)