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新鮮なコーヒー豆を買いに行く

朝一で、コーヒーを飲んでいる。
我が家はミルがないので、コーヒー豆屋さんで200gずつ挽いてもらい、コーヒーメーカーでおとしている。
子どもの頃からインスタントかドリップパックの味に慣れ親しんできたのだけど、今年に入ってふと、コーヒー豆屋さんで豆を買って飲んでみたいなあ、と思ったので、お店のひとに、何から揃えればいいですか、と聞いてみた。

「とりあえずコーヒーメーカーさえあれば。豆が新鮮なら十分おいしいですよ」

なるほど。さっそく入手した。

コーヒー豆を買うのは緊張したけど、とにかくなにもわからないので、知ったかぶりをせず、お店の方に聞きながら選ぶ。

しっかり密閉してあるはずなのに、帰りの車の中がコーヒーのいい匂いにつつまれておどろいた。

へえ、新鮮な豆ってこんな香りがするのか。豆の鮮度など考えたこともなかったな。朝起きてコーヒーをいれるのも、大変心地よい。もくもくとその匂いが広がる速度も、目には見えないもくもくの大きさも、濃度もちょうどいいのだ。平屋の我が家は、あっというまに家中がコーヒーの香りにつつまれる。新鮮なのが、いいんだな。

ドリップパックを買っていたときは、そこそこの味ならば、数十円でも安いものを求めていたけれど、豆屋さんへ行くようになって、あまりお金を気にしなくなった。たかだか数百円の違い。それで、朝の穏やかな幸せの時間があるんだよ。安いもんだ。

毎日note80日目。
今日コーヒー豆を買いに行ったので、初めて買った日のことをおもいだしてみました。

目に触れられず流れていく宙ぶらりんなローカル情報を囃し立てて、自分の住む地域ってなんかいいな、誇らしいな、暮らしやすいな、と感じられる循環を作り出したいと思っています。(team OHAYASHI細川敦子)