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会いたいなあ、と敬意をもって思っていれば。
私の住んでいる佐久穂町の広報誌に、町ゆかりのひとをインタビューする連載記事がある。毎月。裏表紙に。
わたしはこれが結構好きで、毎回おもしろいひとにフォーカスするなあと思っていた。
猫動画のユーチューバー、中高年になってから大学に入り直して道を究めている人。文学の研究とか、英語とか。居合道の師範、翻訳家、城址マニア…。
うろ覚えなので、記憶違いもあるかもしれないけれど。こんな人が町にいるんだ~というのもあるし、このインタビュー記事のテンポが良くて、とにかく読みやすいのだ。こんな記事が書きたい。
「(ライター・中村仁)」という記名を見て、いつもどんなひとなんだろう、と思いを馳せていた。同じ町内にすんでいるんだから、いつか会えるかな、会えるといいなあ、と。
先日、八千穂駅前の喜劇駅前食堂(雑貨店&ギャラリー)へ家族で行ってきた。
ここのギャラリーは、天井裏にある秘密の部屋みたいな趣で、狭くて急なはしごの階段は、ほんとうに足を踏み外すのでは、というリアルなどきどきも相まって、心がはずむ。
おいしいコーヒーをごちそうになりながらオーナーと話をしていた。で、いろいろ割愛するけど、このオーナーが中村仁さんだったのです。
ひぇー!あなたが、あの中村仁さん。
会いたいなあ、と敬意をこめて思っていれば、会えるんですね。きっとこの出会いは、学ぶことが多い。
山うえ雅子さんの作った茂来山の箸置きを購入し、仁さんたちがつくった「おなっとう手帳」をいただき、ルンルン。この手帳については、いずれまた今度。
八千穂駅前は、奥村土牛美術館もあって、たのしいところ。
毎日note48日目。
目に触れられず流れていく宙ぶらりんなローカル情報を囃し立てて、自分の住む地域ってなんかいいな、誇らしいな、暮らしやすいな、と感じられる循環を作り出したいと思っています。(team OHAYASHI細川敦子)