そんなに怒らなくてもよかった

でも、激怒した。

夕食前に、息子がおむつ替え（しかもうんち）を拒否したまま、冷凍庫からアイスクリームを出してきて、ソファの上で食べようとした。キャッキャと笑っている。

だめだよ、と言い聞かせようとした。

キャッキャと笑っている。

カチン。

感情にまかせて怒り散らした。

じゃあ好きにしろ。息子の胸にアイスとスプーンを押し付けて「ここで食べてろ！」と吐き捨てた。

途中から、明らかにおかしいと分かっていたけど。わたし、何に怒っているんだろ？

泣きながら、重たくなったオムツをぶら下げながら、彼はアイスを食べていた。

なにやってんだろうか。

別に、今すぐおむつなんて替えなくても、夕食前にアイスクリームを食べても、死ぬわけじゃない。

そんなのわかってんだよ。

でも、うんちが、もれて家中にぺたぺたついたらとか、おしりがかぶれたらとか、アイスがソファにこぼれたらとか、夕食前に食べるなんてとか、これが習慣になったらどうしようとか、そのアイスわたしの分だったのにとか、

いや、その前に、あんまり息子にかまってなかったな。仕事しながら、ついついネットを見たりしてさ。

あーやだやだ。

だけど、あんまり自己嫌悪にはならないように。

蒸し暑い部屋に閉じこもって、なあなあに時を過ごしてしまったな。

南に大きな窓はなくて、上の方に採光窓があって、八ヶ岳などがみえます。