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【第二話】うつ病だと思っていたけどもしかしたら違ったかも。PTSDかな?

修士1年→2年になる春休みは、先生に伝えて研究をお休みさせていただくことにしていました。春休み中、学内のカウンセリングに週1回通いながら、まったり過ごしていました。

大学院生、療養中の過ごし方

休んでいる間は本やネットでうつ病について調べたり、少しでも自分の楽しいと思えることをしようとしていました。このブログもそのひとつ。

こうやってアウトプットをすることで、自分について知り、自分の中の価値観を再認識していければと思っています。就活でもそうですが、みんな意外と自分の価値観について知らなかったりします。ぼくも人からは「自分のことよく知ってるよね」と言ってもらうこと多いですが、まだまだです。

また、高校のときの同級生と遊ぶ機会が何度かあり、それがけっこう楽しめました。もしあなたがうつで悩んでいるのなら、無理のない範囲で一緒にいて楽な友達とまったり遊ぶことをオススメします。

ただ、うつ病患者にとって「遊びに出かける」という行為はかなり体力を消費するので「無理に遊ぼうとする」必要はありません。

あくまで自分に優しくしてあげてください。

「うつ病」ではないのかも?

修士1年の春休み中、精神病について広く調べる中で、「もしかしてうつ病ではないかも?」と考えるようになりました。メンタルヘルス全般を見渡してみると、「トラウマ」というワードに引っかかるようになってきたのです。

トラウマは、日本語でいうと「心的外傷」というのですが、以下のような定義になっています。

心的外傷(しんてきがいしょう、英語: psychological trauma、トラウマ)とは、外的内的要因による衝撃的な肉体的、精神的な衝撃を受けた事で、長い間それにとらわれてしまう状態で、また否定的な影響を持っていることを指す。
(Wikipediaより)


なんらかの強いショック体験により、その記憶のフラッシュバックやつらさから、生活するのに不便が生じる状態が長期間続くと、それをPTSD(Post Traumatic Stress Disorder)といいます。

日本語に訳すと「心的外傷後ストレス障害」となります。

わたしの場合、うつ症状の原因がはっきりしており、つねに大学関連の物事を避ける感覚がつきまといます。この「避ける」という感覚がPTSDのメインの症状みたいなので、わたしはうつ病というよりはPTSDが近いと思われます。また、調べてみると、PTSDはうつ病を併発することもあるし、うつ病に使う薬(SSRIなど)が効果的らしいと。

だから「うつ症状もある、でもメインはPTSD」というのが正しいのかもしれません。

当時の独断の見解です。

PTSDの治療法は?

カウンセラーさんにPTSDっぽいと伝えたところ、確かにそうっぽいという話になり、そのための治療を開始しました。で、その治療というのが、簡単にいうと「その出来事と向き合うこと」みたいです。

「できごとに向き合う」ということで、その時の体験を具体的にカウンセラーさんに伝える、という作業をしました。カウンセラーさんがぼくに質問をしながら話を進めていくのですが、「そのとき自分がどう思ったか」を掘り下げてよく質問されました。

この作業をして、自分の心の中の当時の体験を捉えなおす、整理することがこれから前に進むために必要とのことです。

最後に、このマガジンのタイトルですが、「うつ病」ではなく「PTSD」にしたほうがいいのでは、、、とも考えたのですが、変えずにいきたいと思います。

理由は以下の2つです。

●「うつ病」のほうが知名度が高くタイトルとしてキャッチーであること
●自分のように、うつ病だと思っていたけどPTSDの可能性もあると気づいて、適切な治療ができるようになる人が増えると嬉しいこと

「うつ」は幅広い言葉です。そして「うつ状態」はいくつもの精神病に見られる症状なので、これをきっかけに幅広い情報収集の助けになればと思います。

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第三話では、「うつと飲み会」について取り上げます。ぼくが事前に予想していたよりもつらかった体験でしたが、しっかり当時の感情が書いてあります。


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