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【第五話】自分の気持ちを優先することで研究室の合宿を楽しむことができた

今回は研究室の合宿で起きた出来事について書いていきます。トラウマを植え付けられてしまった研究室での集まり。ぼくは今回、苦手な会ながらも楽しく乗り切れました。ポイントは、「自分の行動は自分で決める」です。

ぼくの研究室は毎年、行事として研究室合宿を開催しています。ぼくが精神を病んだことを自覚してから初の合宿です。内心、「これ楽しめるのか…?」とめちゃくちゃ不安でした。

ひとつ、うつなりにうまく自分の心をケアする立ち回りができたと思えることがあったので、どんなふうにすごしたか、またそのなかでどんなことを考えたかをレポートします。

自分中心で動けた!

この合宿中、終始ぼくは自分のやりたいことに忠実に行動するように意識しました。もしあなたが、うつ病やコミュニティの人間関係で悩んだりしているなら、ずっと周りと一緒に行動する必要は全くないと認識することから始めてみてください。

ここからは具体的な合宿の話になります。

お昼ごろホテルに集合だったのですが、集合の1時間半前(早い!)に現地に着いたぼくは周辺をぷらぷらすることに。

今回合宿をする地域には何度か来たことがあったのですが、有名な観光地なのでお散歩しているだけでも普段とは違った雰囲気を楽しめて、こころなしか癒されました。

なにかの集合前となるとぼくは1人でいたほうが気が楽なのですが、他のみんなは一緒にお昼ご飯を食べてからホテルへ向かったらしいです。また、夕飯までの空き時間にみんなは海辺へ遊びに行ったのですが、ぼくはというと、ホテルのマッサージを受けていました(笑)

初めて本格的な40分のマッサージを受けたのですがマジで最高すぎた…!普段PC作業が多くて首から肩にかけてすごく凝っていたみたいです。

ここまでで、集合時間や夕方の過ごし方についてある気づきがありました。それは、選択肢が生まれたら自分が心地よいほうを選ぶと幸せになれるということ。厄介なのは日本人の文化に根づいた同調圧力です。こいつに打ち克つことができるかどうかが勝負所ですね。

夕飯のあとは飲み会でした。正直ここが楽しめるかどうかかなり不安だったのですが、それは杞憂に終わりました。

後輩たちとおしゃべりしながらふつうに楽しめまたのです。(飲みすぎて二日酔いになった…)翌日、解散後は自由行動だったので、皆まとまって観光名所を見に行く雰囲気に。

だがしかし。

ぼくはこの合宿に来る前から、帰りは近くの美術館に行くことを決めていました。その観光地のド定番スポットはすでに行きつくしていたので、ほかの場所に行きたかったのです。ホテルからみんなでぞろぞろ移動している道中、さりげなく一部の人にあいさつして離脱!

この瞬間、とてもこころが楽になりました。

ひとりの美術館がそれはもう最高でしたね。改めて、「ひとりが好きなんだな」と。この日は夜にバイトの予定だったので、美術館を楽しんだ後はお土産を買って帰路につきました。

自分の気持ちを優先していいんだ

うつや対人関係のストレスで悩んでいる場合、「周りの人が自分のことをどう思っているか」を意識しがちです。

ぼくの場合、「最近研究室に行けていないからみんなになんて言われるか…。」という意識がなかなかぬぐえませんでした。まずは、周りの人たちの目を考えすぎている自分に気づくといいかも。蓋を開けてみると、かけている迷惑の度合いって大したことないんですよね。研究が進まないのは自分が大変になるだけですから。

みんなと集合しなかろうが、海に行くのを断ろうが、一緒に観光しなかろうがべつにいいんです。自分の心を優先して、向き合って、自分を知る。

最近ぼくがつねに意識していることです。

・・・

第六話は、自分でもびっくりしましたが、「みんなの前で発表をしたら吐いてしまった話」です。気持ちのいい内容ではありませんが、これがリアルなんです。


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