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【第九話】自分の進路についてある決断をしました

修士2年の夏休み、内定先で内定者懇親会なるものがありました。

その懇親会がとても楽しめました!

…いやいや、それだけで話を終えるわけではないですよ。参加してみていろいろと思うところがありました。

そして、ある決断をすることになりました。

内定者懇親会の感想

懇親会は、4人ほどのグループに分かれて会社にまつわるクイズなどで競うものでした。日中はずーっとそのレクをしました。近隣にあるオフィスに行き来しながらのアクティブなもので、みんなとも仲良くなれたし、とても楽しめました!

そして夜にはピザを囲みながら先輩社員も含めた懇親会。(お酒も飲みました!)いろんな方に話をうかがえてよかったです。

…とまあ、こんな感じでとても楽しめた懇親会でした。そして夜が明けて次の日。ふと考えてしまったのです。こういうとき内向型人間は思考が止まりません。

ほかの内定者の人たちは、エンジニアでも院卒より学部卒のほうが多かったり、未成年がいたり、一度大学を出てから別の学校に入り直した人がいたり。とにかく多様性に溢れていました。

みなさん魅力的な人たちばかりで、先輩社員とお話した印象もよく、「はやく一緒に働きたい!」という思いが強くなりました。そこでいまの自分の状況を見てみると

何やってんだろ自分…

とポツリ。

研究へのモチベーションが無いし、研究室の環境も自分には合わない。(やってる分野自体は好き)

そんな中、不安障害になりろくに大学に行けていないし、修論も迫ってくる。ほんとうに、なにを、やっているんだろう、、、。こんなことなら何にも縛られずに就職までWebの勉強しながら過ごしたいわ!

…ん?すればいいのでは?…ん??


大学院を…辞める?


いやちょっとまて、そうなるとふつう内定取り消しだよな?

いや、でもさらにまて。

あれだけ多様性のある内定者ラインナップなんだから中退した自分も受け入れられるのでは?

懇親会で接した感じ、人事の方々もちゃんと「人」を見てくれている気がするし。

あの人事の方々なら院卒という「肩書き」ではなく「ぼく個人」を見てくれるかもしれない…!もしダメでも、自分がやりたいのはWeb業界。この業界は、SIerやメーカー、大手通信系のように「院卒」であることがそこまで重要じゃない(という空気がある)業界。

じゃあまた就活すればいいだけの話か。

Webをやりたい自分にとって「院卒」の肩書きはそこまで重要ではない、どころかまったく関係ないレベルか…?

よし、大学院やめよう。

中退のためにやったこと

大学院をやめようと決めてからは早かったです。まず、内定先にメールを出しました。

「大学院を中退したら内定は取り消しでしょうか?」という質問として送り、文中では中退を考えた経緯や今の状態、そしてこの会社で働きたいという自分の気持ちを書きました。

しかし、数日たっても返事が来ないので、先に退学願を取りに行くことに。

事務の人に「退学願ください」と言うのはやけに緊張しましたが、言ってみればあっさりとくれました。退学理由の欄も、「一身上の都合とかでいいですよ〜」と。え、そんなんでいいんや…!笑

そして、退学願をもらいに行った日に内定先から電話が。人事の人いわく、「病んでるようには見えなかった」そうです。

自分でもそうだと思います。

だって、そう見えないように取りつくろっているんだもの…。

「人事としては一緒に働きたいけど、上に聞いてみなきゃわからないから、一度話を聞かせてもらってもいいですか?」

とのことで、近々話をしてきます。

この記事執筆時点ではもうすこし話が進んでいるのですが、今回はこのあたりで終わりにします。

次回、「理系大学院生のうつ病リアリティショー」最終回です。

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