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【第八話】田舎に行って精神を癒やしてきた。その効果は?

修士2年の8月、親の実家に帰省してきましたので、そのときに五感で感じたことや考えたことをつづります。

親の実家は岩手県の釜石市というところです。岩手県の三陸海岸沿いの街で、製鉄で栄えた地域です。(今回博物館で学びました)

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いまではすっかり「田舎!」って感じの場所になってしまいましたが、いいところです。笑

また、東日本大震災で大きな被害を受けた地域でもあります。街を車で巡ったところ、まだまだ生々しい爪痕が残る場所も。震災当時は、知っている風景が津波で押し流されていく映像をテレビで見て衝撃を受けたことを覚えています。一刻も早い復興を祈っております。

さて、突然の「田舎に泊まろう」だったわけですが、結論としてはかなり良かったです。とてものどかで、ゆっくりと時間が流れているような感覚におちいりました。

精神疾患と田舎

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ぼくのように精神疾患をかかえている人は田舎暮らしが適してそうなイメージがありますが、実際に行ってみて感じたことがいくつかあります。

●時間の流れがゆっくりに感じる
●家の周りに自然がいっぱいで静か
●人の性格がマッタリしている
●ブルーライトを浴びることが少ない

なにかに急かされることもなく日々を暮らしている人々と一緒に過ごしてみて、いつもの研究でせかせかした生活とはかけ離れ、とてもゆっくりできました。

大学のこと、バイトのことなどを一切忘れ、ゆっくり本を読んだり観光をしたりしたのですが、「ああ、これが有意義ってやつか…!」と久しぶりに思いました(笑)

博物館や世界遺産、美術館、そして東日本大震災で被災した地域などを見て回って、いろいろ考えを巡らせることもできました。こういう時間がわりと好き。

ぼくの場合は不安障害ですが、その他の精神疾患を抱えている方にも、つかの間の田舎暮らしはいいかもしれません。ただし、安易に地方に永住するのは待ったほうが良いでしょう。田舎には人や共同体が少なく、閉じた小さいコミュニティの中で暮らすことになるからです。ひとつのコミュニティにうまく馴染めなかったときに、それ以外の居場所に逃げ込むことが難しくなります。ネットで自分の居場所を作るなど、うまくケアできれば大丈夫かもしれませんが。

とにかく、この数日間の田舎暮らしで羽根を伸ばすことができたので、これから落ち着いた気持ちで大学のことやバイトに取り組める気がします。

最後にフォトジェニックな写真を貼って終わりにします。短いですが、お読みいただきありがとうございました。

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第九話は、佳境です。起承転結でいうところの、「転」。あと2話、お付き合いください。


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