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転職した。

職場を変えた。
先生から居酒屋さん。お酒も接客も大好きだから、転職決まった時には嬉しかった。

そしてそこの人間関係が素晴らしすぎて。

今まで先生って人種に多く触れてきたからか、行動を評価する・されることが当たり前だった。
あの人のクラスはこうだよね
あの子はこういう問題点があるよね
あの先生の指導はだめだよね
そんな話題が飲み会であがるたびに、自分も言われてるんじゃないかっていう不安に襲われて、自分を出せないでいた。
通りすがりに自分のクラスや指導してる姿を見られれば、粗探しをされる気がして、いい先生でいないと。ちゃんとしたクラスを作らないと。仕事してるって思われないと。って。
そんなプレッシャーがすごくのしかかってたんだと思う。

転職先では、新人ってこともあるけど一から覚えることばかりで、最初こそもうだめだ〜って思ったけど上司がすかさず「ここいいね!」とか「頑張ってるね」とか「まつちゃんがいてくれて助かるよ」とか、私の存在を肯定することばかり言ってくれるんだ。
常連さんも「笑顔がいいね」「元気がいいね」って、すぐにお店の仲間に入れてくれて、安心して溶け込めた。

そのせいか私も安心できて、上司に人生で初めて「聞いて聞いて」ってすることが出来てるの。
今まで、親にも先生にも友達にも彼氏にも、誰にもできなかった「ねぇ聞いて」を、できるようになったの。
私の中の、子供で無邪気な部分を出してもいい人に、出してもいい職場に出会えたの。

あと上司が言うには、
「仕事で師匠と決めた人の行動は100%模倣する。オリジナリティを出すのは100 %それができるようになってからだ」って。
そこで、「じゃあ師匠が異動して、その後のボスが私と合わなくてしんどいってなってもそのボスを真似しないとなんですか?」って聞いたら、「それが独立のタイミングなんだよ」って。
「まつの人生には変化のチャンスがたくさんあって、それをまつは知らず知らずの内に掴んでる。きっと鬱や過食嘔吐の症状も、いま独立する時だよって変化のチャンスに気づかせるために出てきたんだろうね。」って。

あぁそうなんだ、って。
過食嘔吐も鬱も、私が環境に耐えられなくて、弱くてなったものだと思ってたんだけど、こういうご縁を知らせてくれるシグナルだったんだな。
そんなシグナルをちゃんと出してくれる私の体はめちゃくちゃいい奴じゃん…って思ったし、急流を生き延びるための丸太になってくれた過食嘔吐っていう依存行動にも感謝できた。

「今までは過食嘔吐にしか頼れなかったかもしれないけど、これからは俺がいるからね。きっと何ヶ月か先には過食しないで生きれるようになれるよ、大丈夫。」っても言ってもらえて、あぁ丸太を手放すってこういうことなんだって。

もう少し。
もう少しで自分を好きになれるかもしれない。
過食症寛解できるかもしれない。

この人が、この場があればきっと私は大丈夫。
ご縁って本当にありがたい。
そう思った入社二週間なのでした。
おしまい。

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