従業員の企業を見る視点や基準が投資家のそれと近づいてきている
ここ最近、持続的な企業価値の向上に向けて、人的資本経営の実践が強く求められており、企業における「人材」が特に注目されています。他方でも、従業員の就労観、考え方、ライフスタイル等の変化とともに、企業と従業員の関係性にも変化が見られます。かつては、企業と従業員の関係は、特に大企業を中心に、家族、保護、奉公するといった言葉で語られていましたが、すでに転職も一般的ですし、選び選ばれる関係に変化してきています。
確かに、企業に就職するというのは、その人の時間や能力、情熱の多くをそこに注