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新時代の教科書


早いもので今年も残りわずかになりましたね!2019年も様々な本を読みましたが、その中で今後の仕事や生活、考え方について令和ならではの新しい視点から切り開いた本と出会ったため、今回紹介します!  





【 NEW TYPE ニュータイプの時代 】

著:山口 周



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この本では、思考・行動を令和スタイルにアップデートすることを題材としています。そしてこれから活躍する人材=ニュータイプの要件を昔ながらのオールドタイプとを比較しながら考える、非常に勉強になった1冊でした。


この中でまた私がみなさんにおすすめしたい最大の学びを1点紹介します。


それは、仕事に対する〝意味を与える重要性〟です。


みなさん、今自分が取り組んでいる仕事の本当の意味を理解して業務に取り組んでいますか?

昨今、転職市場が激化している中で、「仕事に対する意味を明確化すること」や、また「上司が部下に対して仕事の意味付けをすること」が非常に大切であると本書では述べられています。


特に最近は、過去に書いたミニマリストの際にもありましたが、モノが溢れた時代です。若者はこの当たり前のようにモノが溢れた時代に生きてきている中で、今度は意味が枯渇した時代に生きています。

例えば戦後の日本では、「とにかくお腹いっぱい食事をするために働く!」「三種の神器をそろえて生活を豊かにする!」などこうしたことがモチベーションになっていました。

しかし、今はある程度、生活も豊かになったし、無料の娯楽もたくさんある。安くて美味しい食事もある。といったように安心安全が確保されています。

そうなると、「なんのために仕事をするのか?」といった根本的な意味が枯渇してしまいました。多くの人はとりあえず大学を卒業するから、周りの目があるからなどそうした理由でしょう。

仕事に対して高いモチベーションを維持して、自ら考え行動することは当たり前ですが、非常に大切です。これは多くの方が頭からでは理解していると思いますが、意味が枯渇した時代にはとても難しい。 


しかし、そんな中でも〝仕事に対する意味を与える〟

ことで自発的に考え行動する人間が育つと本書では述べられています。

具体的な仕事の意味についてはその職ごとで違いますので、それぞれの思う意味を発信することが更なる成長に繋がりそうですね!


私も以前勤めていた会社は、非常に公益性も高く安定した仕事でした。ですが、毎年若い世代の退職が後を経たない。その原因はまさにこの〝仕事に対する意味〟を与えられていなかったからだと気づきました。

業務内容は確かに公益性は高いけど、毎日同じルーティンワークでこれといった刺激はなし。目に見えるやりがいも特になく、仕事に対して熱意的に意味付けをしてくれる上司もいませんでした。


いくら公益性は高くても、成長を感じられたり、自分の仕事に対しての明確な意味がわからないと、人はやりがいを感じられず、新たな環境を求めて去っていくということを非常に感じました。


私も将来部下を育てる立場になった際は、自分の誇りを持つ仕事の意味を伝えて、新たなニュータイプに常にアップデートしていこうと思いました!



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