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脳のはたらきを意識したら、ちょっとだけ日常が良くなった気がするのでお裾分け🍀


こんにちは、超推しのホルモン屋さん(お店について詳しくは以下で)が休業継続で失意に暮れるキャリアデザイナーのMatsuoです。


今回は、そんな失意の日々において「脳のしくみとはたらき」を知って意識して行動してみたら結構よかったことがあったので3つご紹介します。ちょっとしたことで日常のクオリティを高められる方法です。お時間あるときにでも試してみてください。

✔『記憶力』と脳のはなし


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今年中学生になった息子。早速の中間テスト、期末テストで心配になるくらい四苦八苦しています。とにかく記憶力が低いんです。。これがなかなか愕然とするレベルなのですが、そんな自分自身も忙しい日々を送るなかでなんとなく記憶力が低下してきたような感覚に陥ることも増えてきました。おぃそれは加齢のせいやろ!?というツッコミはスッとスルーさせていただき、最初はこの記憶力と脳のお話をさせていただきます。

さて、記憶といえば脳の海馬

 ※日常的な出来事や、勉強して覚えた情報は、海馬の中で一度ファイルされて整理整頓された後、大脳皮質にためられていくといわれています。私たちの脳の中で「新しい記憶」は海馬に、「古い記憶」は大脳皮質にストックされていくんですね。

海馬という部位は、この日々頭に入ってくる新しい情報を全て記憶するのではなく、重要度を計り、覚えておくか否かを判断しています。そしてこの重要か否かを判断する条件は、「感情」だそうです。

「感情」が動くと、「記憶」が強化されるということになります。これは情動を生み出す脳の場所が海馬と隣り合わせになってくっついているから。

幼い頃の思い出なんかは、その瞬間頑張って覚えようとしたものでなくとも自然と記憶されていますが、それは体験・経験したとき、楽しいとか悔しいとかの感情が紐づいているからなんですね。

人間として、どんなに忙しくとも日々、喜怒哀楽の感情を意識し、豊かにし続けることで記憶力は強く維持されていくということになります。

皆さん、日々たくさん感動、感情を味わってますか? 大切です。

ちなみに、この脳の仕組みをしってからは、小学生の娘の勉強をフォローする際には常に”笑い”を取り入れることを意識しています。遊んでるようにみえるため若干奥さんからの誤解を産みやすい方法ですが、効果は・・・・結構出てるんじゃないかと手応えを感じています。



✔『緊張』と脳のはなし


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さて、次は「緊張」のお話です。

テスト、試合、受験、発表会、プレゼン、交渉の場、フォーマルな場でのスピーチなどなど、人生のなかでは大なり小なり緊張する場面に遭遇します。皆さんは「緊張」とどのように付き合ってますでしょうか?

緊張が良い刺激になりパフォーマンスにそこまで悪影響はない方、一方で、緊張が良くない方向に働いてしまいここぞというときに普段のパフォーマンスが発揮できない方もいるかと思います。(「ドラゴン桜2」の藤井くんですね。観てましたか??めちゃくちゃ感動しました。)

ここでは私や藤井くんと同類(泣)の後者な方々向けに、興奮や緊張を制御してくれる可能性を秘めたシンプルな方法を脳のはたらきからご紹介します。

人間の脳には物事の価値を判断して、中長期的な利益をはかり、衝動や欲求、緊張などを抑える工程にかかわる「腹内側前頭前野」という場所があります。そしてこの「腹内側前頭前野」は向社会的、利他的な行動や考え方によって活性化されるのだそうです。

向社会的な行動とは「他者の利益となるような自発的な行動」であり、利他的な行動とは「自己の損失をかえりみず他者の利益を図ること」

つまり、他者のために行動しようと心がけ、実際に行動することで、脳の「腹内側前頭前野」が活性化し、緊張やプレッシャーを抑制しやすくなり、緊張する場でもパフォーマンスを維持できる

ということになります。これは最高ですね。

「ドラゴン桜2」で受験本番当日、健太くんを身を挺して助けるといった行動に出た藤井くんに対して桜木先生が、「今のお前なら次は絶対受かる!」と強く言っていたのもこう考えると納得ですね。

スピーチやプレゼンなどにおいて緊張を和らげるためには、「自分は大丈夫だ!自分は出来る!」と自分に注目するのではなく、そのスピーチによって皆に楽しんでもらおう、というように「他者の利を考えること」が大事なんですね。

またまたちなみに、小さい頃は人前で話すのが苦手泣いてなにも言えなくなってしまっていた娘はすっかり新体操の発表会などで堂々とした演技を見せてくれるようになりました。そんな娘にちょっと聞いてみました。

父 「じいじ、ばあばとか、たくさんお客さんが見にくる発表会って緊張しないの?」

娘 「するよ~。めちゃくちゃドキドキしちゃう。ボール落としたらどうしよう~とか。」

父 「でもしっかりやれてるじゃん?お客さんいないほうが緊張しないで上手くできるの?」

娘 「うーん、ドキドキするんだけど~、じいじとかばあばに上手にやれるところみせられたら喜んでくれるかなーーーって思ったらそっちのほうが頑張れるって感じ?」

父 「・・・・・・・・(おーい、泣かせるなーい)」



✔『疲労感』と脳のはなし


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次です。皆さん、去年から在宅ワークが続き、疲労感が蓄積してきていませんか?

この在宅ワーク特有の疲労が何から起きているのか、またまた脳の仕組みからみてみたいと思います。

脳の内部では常に、何かに積極的に意識を向け集中しているときに働く「セントラル・エグゼクティブ・ネットワーク(Central Executive Network、中央実行ネットワーク)」と、特定の対象に意識を払わず、ぼんやりとしている時に働く「デフォルトモード・ネットワーク(Default Mode Network)」というネットワークの切り替えが起きています。

例えば、人との会話中には、「セントラル・エグゼクティブ・ネットワーク」が働き、会話のなかでも目線を外したり一呼吸置いたりするときに「デフォルトモード・ネットワーク」に切り替わり、内容を頭の中でまとめて、次の話題に話を持っていく、そのような切り替えです。

この脳内ネットワークの切り替え、スムーズに実施されていると、脳の消費エネルギーが少なく済む一方で、目の前で起きている場面と脳のネットワーク状態にミスマッチが起きると脳がストレスを感じることになります。

では、この脳内ネットワークは何によって切り替えられるのかですが、それはアクティビティ、つまり身体の動きによってになります。

例えば、普段人とリアルに会って会話する際には相手の顔を見ます。これは「焦点視」という焦点を当てて目を使うというアクティビティを実行している状態です。「焦点視」を使っているときは、「セントラル・エグゼクティブ・ネットワーク」が働きます。

一方で、会話のなかでふと考え事をするとき、目線を外して周囲を眺めるなど、自然に目が外に向くことがあると思います。これは「周辺視」といい、何か特定のものを見ているのではなく、ぼんやりと周辺を見ている状態になります。この「周辺視」が使われているときには、「デフォルトモード・ネットワーク」に切り替わっています。ここで会話中の考え事が整理され、会話をしようと焦点を相手に合わせると「セントラル・エグゼクティブ・ネットワーク」にまた切り替わる。「視る」というアクティビティによって脳内ネットワークが切り替わっていくのですね。

リアルでの会話は上記のように自然に脳内ネットワークの切り替えが行われるので特段疲労感は脳に蓄積されません。

一方在宅ワークでは、一日ずっと画面を見続ける状態が続きます。オンライン会議においても、デスクワークにおいても「焦点視」状態が長く続き、「セントラル・エグゼクティブ・ネットワーク」が働き続けます。休憩中にもスマホの画面を見ていると、ここでもまた「焦点視」ばかりが使われることになります。

こうして「焦点視」ばかり使い続けると、脳はバランスを取るために、強制的に脳内を「デフォルトモード・ネットワーク」に切り替えてしまいます。これは「ホメオスタシス」と呼ばれる人間が持つ身体的調整機能の一つとなります。

ホメオスタシス(homeostasis)は、「同一の状態」を意味するギリシア語が語源。生理学者W・B・キャノン(1871~1945)によって提唱された。ホメオスタシスは、外部の環境にかかわらず、身体を一定の状態を保とうとする調節機能。ホメオスタシスが働く具体例は、以下のとおり。

✔ 気温にかかわらず、体温を36度程度に保つ。
✔ 身体のなかに細菌などの異物がない状態を保つ。
✔ 塩分濃度や血糖値など、体液の組成を一定に保つ。
✔ 体内の水分量を一定に保つ。

このように、ホメオスタシスによって強制的なネットワークの切り替えが行われ、目の前の場面とネットワークの状態にギャップが発生すると、脳には疲労感が蓄積していきます。会話しているはずなのに、会話の内容が頭に入ってこないという状況を経験したことがある方も多いと思いますが、それはこの強制的にネットワークの状態が「デフォルトモード・ネットワーク」に切り替わってしまっていることが原因とも想像できます。

このような脳の仕組みから考えると、在宅ワークにおいても、タイミングタイミングで意識的に外を眺めたり、オンライン会議の際にも画面から意図的に目線を外して一拍おいてみるなど、少しの工夫をすることで脳の疲労感を和らげることが出来そうです。


さて、脳のしくみと小噺三部作いかがでしたでしょうか?

ちょっとした意識の向け方次第で、皆さんの日常が少しでも穏やかで心地よいものになれば幸いです。



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