見出し画像

ミライフキャリアデザインについて羽山さんと語ってみた

僕がメンターを務めてすでにライフワーク化しているビジネスパーソン向けキャリア教育プログラム「ミライフキャリアデザイン(MCD)※旧ミライフキャリアクリニック」では、6月よりスタートする第4期生の募集を開始しました。

今日は、4期生募集にあたりMCDのことを主催者主語ではない角度から皆さんに知っていただけたらと思い、プログラム内で開催するコンテンツの一つである「未来インタビュー(旧ロールモデルインタビュー)」にてIntervieweeとして何度もご協力いただいた株式会社Pallet 代表の羽山暁子さんにお話を伺ってみました。

画像1

羽山さんは「社内のコミュニケーション温度を、1℃上げる」というビジョンを掲げ、仙台を拠点にコーチング事業を展開されるめちゃくちゃ素敵な方です。会う人みんながファンになっちゃう。

羽山さんは図々しい僕のお願いを笑顔で快諾していただき、2期生、3期生でトータル6名からのインタビューを受けていただきプログラムをずっと応援いただいている(もう勝手ながら、、)オフィシャルサポーター、いや同志のような存在の方です。お忙しいのにありがたすぎます。感謝。

そんな素敵な羽山さんに「ミライフキャリアデザイン(MCD)」にかかわっていただいた感想を伺ってみました。ここから対談形式でお送りしますので、ここからMCDの様子を少し感じ取ってもらえたら嬉しいです。

未来インタビューで感じられたこと

画像3

松尾:あらためて何度もインタビューのご協力ありがとうございました。2期生、3期生で計6人のインタビューに対応いただきましたが、まずはざっくりとご感想どのような感じでしたでしょうか?

羽山:6人お会いさせていただいて、まず全員とても気持ちの良い方々だなと感じました。ハートも良いし、前にむかっていくエネルギーもあるし、一方でしっかり内省しながら、より自分らしくあるにはどうしたら良いのか、と自分のことを正しく理解しようとする強さを感じました。
逆に質問なのですが、どうやったらこういう気持ちの良い方々が集まってくるのでしょうか?MCDのプログラムを通じて人はこういうマインドに変化していくのか、そもそもこういう方々を惹きつけるプログラムなのか、このあたりはとても興味深く思っていました。

松尾:たしかに1期、2期、3期とありがたいことに心根の綺麗な気持ち良い方々からお申し込みいただいているなという実感があります。そこについてもう少し補足すると、このプログラムの序盤は「自分を知る」をテーマとしているのですが、そこでは上司、先輩、友人、後輩、旦那さん、奥さんなどなど自分をよく知る人に自分についてインタビューを行い、「他者からみた自分」としっかり向き合うというワークを入れています。そしてこの結果をチーム内でシェアしあうのですが、このフェーズあたりから自分に正直になり、自分と向き合い、そして自分をさらけ出す、というモードに皆が入っていく感じがあります。

羽山:なるほど、そういった仕掛けがあるのですね。アドラー心理学的にいうと「自分が何者でもないということを知るところから、人生はCreateされるのである」と言われています。自分が何者でもないことを知るのがまず大切と。何者かになろうとするから焦る、誰かと比較してコンプレックスを感じるのですが、お話した6人皆さんが良い意味で自分は何者でもないんだと、心が整っている状態であったように感じました。そしてそれを自己受容できているんですね。そんな自分で良いんだよね、と自己受容したうえで、さぁどうしていこうという自己受容感を正しくもっていらっしゃると感じました。そこからまだ一歩踏み出す勇気がなかったり、踏み出す道が見えていなかったりと悩まれている感じは受けましたが、きっと良い人生つくっていくんだろうなという予感を感じました。

松尾:たしかに、あるメンバーもプログラムのスタート時には、自分は早く何者かにならねば、早く専門性をもたなければ、という焦りが前面にでていましたが、プログラムをすすめるうちにそのこだわりが次第に柔らかくなってきて、自分らしく前に進んでいけばよいんだという発言が出てくるようになっていきましたね。

羽山:それは素晴らしい変化ですね、6人とお話して感じたのが凄い仲間がいると時として、仲間と自分を比較してしまったりしがちなんですが6人ともそれぞれの違いを尊重しつつ、あなたはあなたで素晴らしい。自分は自分、として区別できていたところも素晴らしいなと感じました。

松尾:MCDのプログラム前半でその自己受容が出来ている状態が整っていき、後半に向けて更にセルフエフィカシー(自己効力感)高く旗をたてて一歩を踏み出す際に、羽山さんのように自分のちょっと先を自分らしく想いをもって走っている方々のお話がグッと心に刺さるんだと思います。まさにセルフエフィカシーを高める4つの視点のうち二つ、「代理的経験」「言語的説得」を未来インタビューでは提供できているのかもしれないなと今羽山さんとお話していて感じました。本当にご協力感謝です。

自己効力感を高める4つの視点
「直接的達成経験」:成功体験を積み重ねていくこと
「代理的経験」:他人の成功体験を見たり知ったりして自己効力感が高まる
「言語的説得」(社会的説得):他人に「君はできる」と励まされること
「生理的情動的歓喜」:心身を健康な状態に保つこと
  ~ アルバート バンデューラ

羽山:私もそのように皆さんの次の一歩にお役に立てているならとても嬉しいです。

松尾:みんな羽山さんのファンになってますもんね(笑)調子に乗って毎回インタビューをお願いしてしまってごめんなさい。ちなみに、インタビューのなかではどんなお話をしていただくことが多いのでしょう?

羽山:そうですね、最初は自分のキャリアヒストリーをお話して、そのストーリーのなかで気になったところを質問いただく流れをとることが多いのですが、人生のターニングポイント(仕事、結婚など)における意思決定の仕方について関心をもたれることが多いのでそのあたりをお話していますね。

松尾:どのような価値観を大切にしてターニングポイントで意思決定をしているかということでしょうか?

羽山:そうですね、自分が意思決定するときに大事にしている軸は、「自分を幸せにする」ということなんですが、ここを大切にしていく、むしろそこしか大切にしていない、ということをお話しています。そうすると皆さん、自分のことはそんなに幸せにしてあげようとしていなかったということに気が付かれる方が多く、素直にうれしいなと思います。

松尾:「自分を幸せにする」って言葉で聴くと普通のことに感じますが、なぜみんなそれを後回しにしてしまうんでしょうね?自分の幸せを犠牲にしてしまうのはなぜなんでしょうか?

羽山:そもそも自分の幸せについて考える機会ってあまりないなと感じます。学校でもそういうことは教えてくれないし、会社に入っても仕事上の目標を達成するためにとにかく頑張るみたいになっちゃってる人多いですよね。でも、そのまま頑張り続けて「あなたは幸せになれそうですか?」って聞くと言葉に詰まる人しかみたことがありません。私はそれはとても残念なことだなと思っていて、私は自分を幸せにすることを大事にするし、こうした自分のことをお話するような機会をいただけるときはこのことについて特にお話するようにしています。

松尾:そういったお話をしていただいているんですね。ただこれって誰が話しても伝わるものではなく、羽山さんがまさに「自分を幸せにする」を体現されているからこそみなの心に届くんだろうなと感じます。羽山さんのあり方(=being)からにじみ出るものがありますね。

羽山:私、ホントそれしか言ってない気がします(笑) 

ミライフキャリアデザインってどんな場所?

新規 Microsoft PowerPoint プレゼンテーション

松尾:羽山さんからみて「ミライフキャリアデザイン」ってどんな場所に感じますか?

羽山:プログラム期間中も学びや気付きが多くてHappyですし、終了後もコミュニティとして関係を続けていけるって素敵ですよね。キャリアというかライフみたいなテーマで、こうして同期であったり、卒業生アルムナイとしての関係がコミュニティとしてつづいていく場って他にないように感じます。私が取り組んでいるコーチングスクールと近いかもなと感じました。コーチングスクールってコーチングスキルを勿論学ぶんですが、実はそこでやっていることは自分自身のことを深く見つめなおして、未来を描くことをつうじながらスキルを身に付けるプロセスなんですね。それに近い印象を持ちました。

うーん、Life Re Creation?自分の人生を創りなおすきっかけというか、あらためて人生のエンジンを駆けなおす場のようなイメージを持ちますね。そのうえでPITがある。やっぱり未来に旗を立てて飛び出しても、現実世界では頑張って頑張って色々傷むこともあると思うんですよね。そういったときにちょっと戻れるPITがあるってとても良いなと思うんです。私は個人的に全ての人にPITがあると良いなと思っているんですが、PITがあると安心して人生を前に進めていけるので、とても価値の高い場だなと感じます。

松尾:ありがとうございます。自分は20代の頃、本当に孤独だったのでこういう社外のメンターや仲間とキャリアを考えあえるサービスがあったらとても良かっただろうなと感じます。会社という一つのコミュニティしかもっていませんでしたからね。

羽山:コミュニティを複数もっていることは幸せであることの大切な要素ですね。「ミライフキャリアデザイン」はThirdプレイスならぬForthプレイスなんじゃないでしょうか?

Firstプレイスは、「家庭」「家族」
Secondプレイスは、「職場」「仕事の仲間」
Thirdプレイスは、「習い事」「趣味」
そしてForthプレイスは・・・
「利害を全部とっぱらって未来に向かってすべてをさらけ出せる場」

松尾:素敵だ!

羽山:とても素敵な価値のある場だと感じます!

最後に

ここまでお読みいただきありがとうございました。「ミライフキャリアデザイン」では、羽山さんのように主催企業のミライフ社外からも応援していただける方々のサポートがあって実現しているプログラムです。本当に感謝しかありません。貴重な経験とそして仲間と出会える場になると思います。年々涙腺の弱さが新記録を更新中の僕は、4期生の卒業プレゼンでもまた泣いてしまうかもしれませんが、まだ見ぬ皆さんと良い時間を過ごしていければと思っています。

みなさんのエントリーお待ちしています。

画像2


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?