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売上1700億円のECショップ構築サービス Shopifyはなぜ成功したのか?

おはようございます。ドドル・カンマネのあおけんです。

本題に入る前に、しりひとみさんのnoteが面白すぎたので、ご紹介。

ひとり家フェスの話、もうたまりませんでした。
部屋ごとのタイムテーブルとか、ひとだかりを印刷してペットボトルに貼るとか、前に背の大きい人がたっているていにするとか、最高ですね。センスの塊。

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トランスコスモス社×Shopify

さて、今日はEC Zineの昨日の記事きっかけで、Shopifyというサービスを少し深掘ってみたいと思います。

Shopifyを起点としたECワンストップサービス開始 トランスコスモスが新規導入やサイト移行を支援

今回のトラコスさんとの協業では、基本的なEC構築部分をShopifyのSaaSプラットフォームに据え、その周辺のプロモーションやカスタマーサポート領域をその周辺が得意なトラコスさんでやる、というバランスの良さそうな役割分担になっています。

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Shopifyは僕のDoddleへの転職が決まってから別方面からちょくちょく耳に入ってくるサービスで気になっていたのですが、調べてみるとグローバル展開している面白そうなサービスなので将来的にトラコスさん含め協業できたらいいなぁと夢想しています。(上記フルフィルメントの領域)

世界で100万人(チーム)がネットショップを作るShopify

それでは、まずWikiからShopifyという会社、サービスの概要を拾ってみます。日本語版より英語版のほうが詳しくのってるのでそっちをもとにしています。

カナダのオタワというところで2004年に創業された会社です。2004年といえば僕の前職のキャリアがスタートした16年前、マツケンサンバで松平健さんが乱舞されていたころです。

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グーグルマップによるとオタワは、ニューヨークのちょい上、モントリオールのすぐ横ですね。ちなみにモントリオールは世界のAIの中心地のひとつと言われています。グーグルさんの写真では雄大な自然があるところっぽいですね。ここからグローバルECサイト構築スタートアップが誕生は興味深い。

2019年時点で、175か国、100万ビジネスアカウント、そのアカウントが生み出すECビジネスの総額は410億ドル(約4兆5000億円、すごい)。

2004年の創業当時はもともとはスノーボードの装備など売るEC(グーグルの写真、いい雪降りそうな場所ですよね)からスタートしたようですが、2006年にECプラットフォームの開発・ローンチを行い、そこから積極的に機能追加、モバイル対応、買収、Amazon、Google、Facebook等のプラットフォームへの対応・提携を進めながら勢力を拡大してきて、今日に至ります。

Shopifyが実現したい世界

これまで、ZoomAll Birdsの紹介記事で書いたように、創業にあたっては世の中のどんな課題を解決したいのか、どんな未来を描きたいのか、が大事になってきます。
Shopifyが実現したい未来はどんなものだったのでしょうか。そのヒントが彼らの公式Youtubeチャネルの動画に表現されていますので、ご紹介したいと思います。

100万人の一人ひとりへ(日本語) (Youtube)

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今日はアイデアが浮かんだだけでなく、
それを実行した人たちをお祝いする日です。


成功が保証されていないことを承知で、
リスクを背負い、勇気を出して踏み出した人たち。

楽な道を選ばず、自分の道を選んだ人たち。


今日は私たちではなく、より良いものを掴もうと、
手を伸ばした100万人の皆さまのための日です。

より多くの声、より多くの選択肢が持つ力を信じ、
恐れることなく、世界に新しいものを送り届けようとした人たち。

今日はあなたをお祝いします。 

100万人の一人ひとりを。

100万ユーザ達成の時に作られた動画でしょうか。
なかなか痺れるメッセージです。

2019年に売上が1700億円を超えるグローバルIT企業に成長したShopifyですが、創業者を駆り立てるものは、2004年創業時に小さなスノーボードのECサイトを立ち上げた自分と同じように自分の手で未来を切り開こうと挑戦する人たちを応援したい、そんな想いに違いないと思います。

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(創業者のTobias Lütke、1981年生まれ、性格良さそう)

Shopifyが評価されているポイント

それでは実際にShopifyでECビジネスを展開している起業家の方の話をご紹介します。ここで登場するのは、155㎝以下の女性向けにアパレル製品の販売を手掛けるCOHINAのディレクターのおふたり。

Shopify マーチャントストーリー | COHINA (Youtube)

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背が小さい女子、という自分の課題を解決できるサービスとして立ち上げ、ニッチ市場で成功しているCOHINA。1年くらい前の2019年3月に創業2周年で月商5000万円突破というプレスリリースが出てました。すごい。

これはこれでマーケティングの事例としては面白そうなので、別の機会に掘り下げたいと思いますが、そんな彼女たちがShopifyを選んだ理由・魅力について以下をあげています。

・技術がなくても気軽に始められる
・多様なアプリでカスタマイズできるのが使いやすい
・グローバル企業なので、グローバル展開も見据えられる

技術的・面倒なことを極力Shopifyにやってもらって、自分たちが本来やりたい、商品の魅力をお客さんに伝える、というショップの店長業務に集中できる、というのがShopifyが選ばれる理由のようです。

最後にサービスの価格ですが、月3000円くらいからなので、本当に気軽にトライができる価格設定になっています。

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(価格について気になる方はこちら

送料無料問題で楽天の加盟店離れが進んでいるという記事もあるので、今後はこういった独自ECサイト構築×SNSによる独自集客という流れができるかもしれません。

Doddleが提供する”EC・通販で買った商品を自分が好きな時に好きな場所で受け取れるサービス”は、EC・通販企業の皆さんと一緒に作っていくエコシステムになるので、まずはお客さまを知る、という意味でもEC・通販業界で気になる/面白い情報があれば勉強も兼ねて、これから随時深堀っていきたいと思います。

今日もここまでお付き合いいただきありがとうございました。

それでは、今日もよい一日を。






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