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本屋にばかり行っていたら本は読めない

2022年10月10日(月・祝)🌕14.2⛅5:43-17:13
24:寒露  72:鴻雁来(こうがんきたる)

 10日後に京都へ行く。その前にもろもろの通院を済ませるべく、いつものクリニックに耳鼻科、内科、さらに猫の病院、PCの病院と、もう養生どころではない日々。祝日が多いと医療機関に行く予定を立てるのが本当に難しい。

 世界情勢の関係で、ずっと飲んでいたお薬があまり流通しなくなり、ジェネリックに代わった。形状や大きさが違うので感覚が狂う。めまいもまだしっかり治っていないし、涼しくなってもなんだか調子が出ない。

 この3連休も、出かけるか出かけないか迷って、結果、通院とご近所以外はどこにも行かなかった。きのうおとといであらかた家事は済ませたし、今日は夫の買い物に着いて都心へ行ってもよかったのだが、ぐっとこらえて服作りの仕上げと、近所の公園への散歩だけにとどめた。

 作ったばかりのワンピースの、袖がちょっと長く感じていたのを詰めることができた。満足。やっぱり外に出てばかりでは何もできない。

 東京に住んでいると、まるで週末ごとにどこかへ出かけることを課せられているような気持ちになる。そうしていない自分は引きこもりのような気になってしまう

 が、海のそばや山のそば、地方へ移り住んだ人たちは、その大半の時間をご近所で過ごす。近場に海も山もあり、気に入った喫茶店もあり、会える人もいる。家の中を整え、いつの間にか何か作り出したりしている。

 あちこち出かける必要がないほうが豊かなんだと本当は思う。

 東京にはおしゃれで気の利いた本屋さんがたくさんある。出かけるとついついあれもこれも欲しくなる。が、いつも自分に言い聞かせるようにしているのは、「それを読む時間を自分にあげなさい」ということ。

 かつては、毎週末楽しくてたまらない気持ちで東京の各所をまわっていた。東京はよい街だし今住んでいる町も気に入っているけれど、都市のスケール感が、今の自分には本格的に合わなくなっているのを感じる。行動に関しても食に関しても、もっとハレの日を削ぎ落とすのが理想だ。


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