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ゴッホとひまわりとパプリカ。勘違いから生まれた笑い話。

埼玉県所沢市ところざわサクラタウンに「角川武蔵野ミュージアム」という2020年にオープンしたミュージアムがあります。設計は世界的建築家でもある隈研吾くまけんご氏。「角川」と名が付いている通りKADOKAWAグループの施設です。僕はまだ行ったことがありません。

そんな角川武蔵野ミュージアムですが2022年11月27日までファン・ゴッホの展示が行われていることを妻から聞きました。


うちのチビと妻がこのサクラタウンに遊びに行ったようで、夕食時にこの展示の話になったんです。

これを聞いた時、僕は驚きました。

えぇ!ゴッホ展やってんの?と…。


ゴッホと言えばひまわりが有名ですが、この手の展示って大体大きな美術館が開催しているイメージがありました。


ゴッホのひまわりは全部で7点制作されたことが広く知られており、6作品が現存しています。その中で一点は東京のSOMPO美術館が貯蔵しています。
(消失した1点も日本にあったとのこと。戦時中の阪神大空襲にて焼失)


こういった作品を集めるとなると、多額のレンタル料や美術品保険料がかかり膨大な予算が必要となるはずなんです。そのため、この施設にはゴッホの展示を行うそんな予算があるのか!!?と僕は驚いてしまいました。
(もしかしたらそれだけの予算あるかもだけど。)


しかし、あろうことか僕はここで妻に痛恨のミスをおかします。


「これ、恐らくパプリカの展示だよね?」

妻は言い返します?

「はい?」

僕は言い返します。

「そうそう、ひまわりのパプリカ…」

妻。
「それ、レプリカじゃ…」

ブハァ!!やっちまった!!


思わず一家全員で笑い転げます。うちのチビにはレプリカなんて初めて聞く言葉だろうけど、僕らが笑っているのに釣られて笑っています。


ふと、僕は思いました。

これ、そのまま僕だけパプリカをレプリカと勘違いした状態で会話を続けたらどうなるのかと?


僕:「これ、恐らくパプリカの展示だよね?」
妻:「はい?」
僕:「これパプリカだから実現できるんじゃない?」
(気持ちではレプリカと言っている)


妻:「ゴッホってパプリカも描いてたっけ?」
僕:「え、わかんない。」
妻:「知らないのになんでパプリカ展示してるってわかるの?」
僕:「そりゃ、想像すれば何となく分かるでしょ。」
(想像したってパプリカじゃわかりっこない)


妻:「想像してもわからないよ。」
僕:「えー。だってレンタルしたらめちゃ高いじゃん。」
妻:「レンタルってどいうこと?」
僕:「レンタルってそのままの意味だよ。美術展っていろんなところから借りてくることもあでしょ。」
(パプリカばかり借りてくるのか)


妻:「それは知ってる。パプリカのレンタルってこと。」
僕:「そのまんまじゃない。パプリカのレンタル。」
(スーパーからでも借りてくるのか)




噛み合ってるような、噛み合っていないような絶妙な具合。こんな風に話を展開できることに

「パプリカとレプリカって面白いね!」

と、チビに言ってみたら


チビからの返事が

「ブリンコ!」

ブリンコって何だよ!!よく分かんない!!
一家全員で噛み合わないのでした。でも何故か3人で笑ってる…。


このゴッホ展、調べたら体験型デジタルアート展でした。


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Top画像:ストックフォト

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