チビとのレゴブロック交渉
自宅にレゴブロックがやってきて、チビは電車と合わせてレゴブロックでも遊ぶようになりました。
レゴブロックは小さなブロック。
4歳児には取り外すのがまだまだ難しいようで
「どうやって外すのー?」
「はい。やって。」
と言っては僕に取り外しをせがんできます。
「はい。やって。」
「はい。外したよ。」
「はい。やって。」
「はい。外したよ。」
いつの間にか僕は取り外す人です。
レゴブロックって不思議なもので、眺めていると想像が膨らんでいきます。
「はい。外したよ。」を繰り返しているうちに、曲がれる車が作れるのではないかと思い始めました。
あれこれ考え始めます。
30分くらいはあれこれやっていたでしょうか。
どーん。
曲がる構造を考えるのに四苦八苦しましたが、完成しました。パーツが少なく、こだわれなかったので頭の緑のパーツをはじめ色がバラバラです。
でも、できた。
調子に乗って
「ゴミ収集車作れるんじゃない?」
と口走ってしまい、チビに期待を持たせてしまいます。言ってしまったが後の祭り。
「作ってー、作ってー」
と朝から晩までせがまれることになりました。
「作ってー、作ってー」
「作ってー」は止むことがありません。
言うんじゃなかった…。
心底、言うんじゃなかったと猛省…。
で、
少ないパーツの中作り上げたゴミ収集車は
つぎはぎだらけのカラフルな車になりました。
タイヤが全部で8つついてます。
内側のタイヤは何となくつけてるだけです。
ゴミを投入できても中には押し込めません。手前のとこだけちょこっと空洞になっており、奥はブロックで埋まっています。気持ちとしては奥も空洞にしたいのですが、これで完成としました。
意外とできてしまったごみ収集車。自分でもびっくり。
これを作っている最中
もうちょっとこうしたら良くなる?
ゴミをプレスする扉はどうする?
ゴミも吐き出せたらいいよね。構造どうする?
と、あれこれ想像を膨らませつつ組み立てていきました。
その横でチビはチビで何か作っています。
謎のオブジェ。写真撮っておけばよかった。
その謎オブジェに僕の使いたいパーツが使われていました。
勝手に取るとチビは怒るので、
パーツの交渉を行います。
「そのパーツ、ちょうだい。」
「いいよ」
いや…、そんなすんなりくれるの?
もうちょと、ごねってもいいんだよ。
ありがとう。
「そっちのパーツもちょうだい。」
「うん。いいよ」
やっぱり交渉にはなりません。
すぐ譲ってくれます。
交渉する気満々なのに、いとも簡単にパーツをくれるチビ。
その謎オブジェはいったいどうなれば完成なんだ?
そんな疑問を持ちつつも、ゴミ収集車を作るためのパーツ交渉が続きます。
このパーツも欲しいな。
「うん。いいよ」
やっぱり交渉になっていません。
いつのまにかチビより夢中になってゴミ収集車を作っている自分…。
チビが僕に言ってきました。
「そのパーツ、欲しいー」
え、今ここでパーツ外したらごみ収集車、完成できないんだけど…。
親の方がタチ悪い!!
ゴミ収集車、チビも喜んでくれてよかった、よかった。
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Top画像:まと。
本文画像:まと。
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