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子育てを通して思うこと。「子学び」

うちには今、幼稚園に通うチビがいます。

そんなチビ、最近は自分でやってみたい気持ちと、自分ではできないからやってほしいという気持ちの2面性が両極端に表れている状況です。


こちらが何気なくやったことでも「今のチビがやりたかった!」となってはギャーギャー騒ぎ始め、それならやってみなよと譲ってみると、うまくできずにやって!と放り投げてきます。


頻繁にやってやってと僕のところにくるので、正直自我を保つのがしんどいです。


自我が崩れると、とにかく小言をズバズバ言い始めてしまい、チビはチビで反抗してくるので、結果悪循環に陥ってしまいます。


それならばと、無言を貫くなんてこともやってみましたが、まったく効果はありません。むしろこっちの心がどんどん落ちていく感覚になります。


父は家にいない方がいいんじゃないか…。


そんなことまで思う始末。

これは非常にまずい自体です。


ということで、なぜそんな気持ちになるのか?を考えてみました。



すると、そこには子供は育てるものという認識がありました。


い、いや、当然親は子供を育てるものです。


しかし「育てる」思いを持つと、そこには無意識に親が子供より上の立場になるという負の面が存在するのではないかと思いました。


早く寝なさい!!今はご飯食べる時間!!遊び食べはダメ!!もう帰る時間だよ!!幼稚園いく時間だよ!!お風呂に入る時間!!そういった注意の仕方にそれは現れています。


小さな子供はまだ自制心が育っていないので、目の前のやりたいことに目が奪われがちです。


それを親が注意しますが、どうしても「○○しなさい!!」「それはダメ」といったように頭ごなしに、その行動を否定してしまいがちです。


そこには何かしら都合が存在しているからそうなってしまうと言えるのですが、これは表に現れやすい理由でしょう。


実は、その裏には子供よりも上の立場であるという無意識の思い込みが、そうさせているのではないかと思ったんです。


そう考えると、なぜ小言をズバズバ言い始めてしまうのかが、妙に納得できました。


なんだか、家にいてもいい気がしてきましたよ…。


親は子供よりも世間を知っていて、常識を知っていて、生き方を知っているだけ。子供に対して監督責任が生じますが、それで立場が上になるってことはありません。役割が与えられているだけです。


子供は物事を知らない分好奇心に満ち溢れています。失敗も日常茶飯事ですが、共に行動することによって親にも気づきや学びを数多く与えてくれます。


親が最も気をつけなければならないのは、常に子供と対等でいること、対等な物事の考え方をしていく必要があるなとそう思いました。


立場が上だ。なんて思って接すると、反抗してくる態度に苛立ち、場合によっては子供をひれ伏そうとしてしまうかもしれません。


僕はまさにこれに陥っていました。


ということで「育てる」という感覚は捨て、子供と対等に学んでいく姿勢をより上げていきたいと思います。


今から出来ることと言えば、自分の態度は上から目線になっていないか?対等に接するならどうすべきかを考えることです。


ある意味新たなスタートを切ったチビの子育て。


考えてみたら「子育て」という言葉自体も勘違いを生みやすいなと。むしろ「子学び」とした方がいいんじゃないかと思えてきます。


子供から学ぶ。子供も学ぶ。


そんな「子学び」


これからチビも自分もどう変わっていくか楽しみです。


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Top画像:ストックフォト


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