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ソロ登山デビューして1年、感動した山ベスト5は?

ちょうど1年前、高尾山でソロ登山デビューを果たしました。
そのときは下山膝痛でリフトを使うという惨敗に終わりましたが、
それから、のぼりにのぼって1年で
登頂した山 82座
活動日数 36日
獲得標高 27,440m
という記録を残すほどたくさんの山に出逢いました。
日本アルプスをのぼりたい、ただその一心でからだを鍛えてきましたが、
アルプスだけではなくどの山にも魅力があり、毎回感動・・・

そんな中、私のように50代で山のぼりをはじめた方もいらっしゃると思うので、私なりにおすすめしたいポイントとともにご紹介してまいります。

まずは1年間でのぼった山をすべてご紹介します。


ー 1年間でのぼった山

1月:ソロ高尾山
2月:ソロ高尾山、ソロ宝登山、ソロ幕山
3月:宝登山、ソロ筑波山、ソロ金時山、ソロ高水三山、ソロ奥高尾縦走
4月:ソロ大山、ソロ日和田山、高尾山
5月:塔ノ岳小屋泊、ソロ武甲山、ソロ明神ヶ岳縦走、伊豆ヶ岳、筑波山
6月:ソロ八ヶ岳ニュウ赤城山
7月:大菩薩嶺、ソロ瑞牆山、ソロ天狗岳(悪天候のため途中断念)、ソロ蓼科山
8月:ソロ苗場山
9月:ソロ燕岳小屋泊
10月:ソロ焼岳赤岳縦走小屋泊、赤城山
11月:大菩薩嶺、乾徳山
12月:子持山三ツ峠山
1月:ソロ南高尾セブンサミッツハートルート

小屋泊は2日なので合計が36日となります。
こうしてみるとよくのぼったなあ〜。
仕事以外は山といっても過言でない日々でした。
前半はほぼソロだけれど、後半は難しい山にもチャレンジしたので友人との山行が多かったかな。

感動した山、これは本当に全部です。
どの山にもそれぞれ魅力があり、忘れられない風景が目に浮かんできます。
その中で特に思い出深かったエピソードがある山を5つご紹介します。

ー 感動した山、第5位

苗場山です。
てっぺんについたとき、「ここは楽園?」そう思いました。
天国にたどり着いてしまったような錯覚を起こすほど、どこまでも広がる湿原が美しくて美しくて。
かなりハードな山行でしたので、ある程度山のぼりを経験されてからが良いと思いますが、よく晴れた日にぜひ訪れて欲しい山です。

ー 感動した山、第4位

塔ノ岳です。
これはもう初めての小屋泊というのが大きいとは思います。小屋泊でしかみられないのがこの夕焼け空。これまでにたくさんの富士山を見てきましたが、塔ノ岳からみた夕焼けにくれる富士山はもっとも美しく輝いてみえました。雲海の出方は本当にその日の気温や湿度と関係すると思うのでなかなか同じ光景に出逢えるとは思いませんが、富士山を包む雲海は息を呑む美しさでした。

ー 感動した山、第3位

焼岳です。
やはり活火山には生命力を感じます。山が生きているのを目と香りと温度で感じるなんて、興奮せずにはいられませんでした。
そして上高地からのルートからみる焼岳は荘厳で惚れました。
ルートもバリエーションに富んでいて飽きのこない愉しいルートでした。
こちらもなかなかハードでしたが、上高地からのルートはおすすめです。

ー 感動した山、第2位

八ヶ岳の赤岳縦走です。
初日は赤岳にのぼり赤岳頂上山荘に宿泊、翌日横岳・硫黄岳を縦走しおりてくるルートでした。初日は途中から雨風に見舞われ寒くつらい修行のような山のぼりでしたが、翌日は一転快晴で前日にみられなかった分感動はひとしおでした。横岳を縦走する際にふり向くとみえる赤岳が格好良すぎて、何度も立ち止まってはふり返りなかなか前に進めなかったのを覚えています。また、岩好きにはたまらないのが横岳。とにかく愉しくて仕方がなかったです。最後に硫黄岳までの美しい稜線と迫力のある火口壁。
どこからどこまでも満たされる山行でした。

ー 感動した山、第1位

これはやはり北アルプスの燕岳です。
まず、私がアルプスで最初にのぼりたいと思っていたのがこの燕岳で、それをソロで登頂しさらに初めてソロで山小屋泊をしました。
何もかもが思い出深く、これは堂々の1位です。
のぼりやすく、人も多いので安心できる。てっぺんからの景色は雄大で、穂高のスケールの大きさを改めて感じます。
また燕岳の優美な姿と、憧れの槍ヶ岳が近くにみえるのも忘れられない情景です。燕山荘での宿泊も感慨深く、毎年来たいと思うのがよくわかります。燕岳はのぼりやすいので、八ヶ岳より難易度は低いと感じます。
次にのぼるときは大天井岳や常念岳にも縦走してみたいと思いました。
*トップの写真は燕山荘の前からみた夕焼けに染まる槍ヶ岳です。

ランキングにする意味はないですが、あくまで私が紹介したいと思う順番でつづりました。山に優劣などありません!!
他の山ももう一度のぼりたい山ばかり。

例えば、宝登山の蝋梅はとっても美しかったですし、幕山も梅が満開のときにまた訪ねてみたい。
天狗岳は今度こそリベンジしたいし、瑞牆山や乾徳山、子持山に日和田山は岩好きにはたまらない山です。どれもこれも語りはじめると止まりません。

山に魅せられ、私自身大きく成長しました。
なんといっても筋トレなど人生でやったことがない、といっても過言ではないほどに苦手だし好きではなかったのに、山にのぼるためなら毎日欠かさずできるんです。
つらくてものぼるしかない。のぼりたくても諦めなければならない。
そうしてからだもメンタルも鍛えられ、無駄な物欲はなくなり自分が本当に大切にしたいものが何であるかシンプルに考えられるようになったのも、山にのぼるようになってからだと思います。
カメラならたくさんあるのに山専用に改めて購入しましたし、モンベルとmammutには何度足を運んだかわかりません。
山で普段の仕事で使うカメラが壊れては困るし、山に必要なものはいざというとき日常でも役に立ちます。

山のぼりで一番大切にしているのが「無理をしない」です。
それでもふり返ると無理があった記憶はあります。でもその経験が次に生かされ諦める決断もできるようになりました。
そしてもうひとつが準備です。
持ち物もそうですが、知識をつけ何かあったときの備えを万端にする。
これは自分のためでもありますが、家族や山で登山者を守ってくださっている方に対しての礼儀だと思いました。
それはまだまだ足りていない私ですが、これからも決して油断はせず愉しみながら知識と経験を積み、たくさんの山にチャレンジしていきたいと思います!!

まだ雪山にはチャレンジしないですが、その分冬は低山にのぼるチャンス!
ここから3ヶ月、愉しい低山山行をしていきますので、またよろしければみにいらしてください。

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