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16.十四時半のときめき

最近ちょっとだけ、掃除ブームが来ています。
本棚の一角とか、廊下とか、トイレとか。なかなかちゃんとは掃除できず散らかっていたそれらを、一日一箇所ずつ大掃除。一箇所ずつなので疲れ果てる事もなく、達成感もあるので楽しめています。想像するよりもずっと楽にやれるんですよね。その理由はツールの違いにあるのかもしれない。
昔は何故か、日用品はできるだけ安いものを買わねばならないという思い込みがあって、掃除用具も安く安くと揃えていました。その結果掃除に結構手間取ったりして、どんどん億劫になったんですよね。今は必要経費として、ものすごく高額でなければ安さより強力さを選んじゃいます。強力だとやっぱり掃除が楽なので、ハードルが下がる。いいですね、これ。夏までに引っ越しをしようと考えているのですが、掃除ができるとその夢叶えられるかもと思えてきて嬉しくなります。

ちょっと綺麗になった部屋で、おいしいお茶が飲める幸せ。またもおしゃれなnoteみたいなタイトルになってますが、違います茶葉の名前です。


十四時半のときめき梅ヶ島くらぶのブレンドティーです。ちょっと前にレポした二度目の恋と同じメーカーさんの和紅茶。こちらはチャイ用のティーバッグみたいです。やっぱりパッケージがかわいいですよね……。
普通に淹れようかなとも思ったんですが、袋の裏を見ると『おいしいチャイのいれ方』として鍋で淹れる方法を書いてたので、折角だし……やるか久々に!鍋チャイ!と小鍋を握ってみました。チャイなんて久しくレンチンでしか作ってない。

袋を開けると、スパイスの香りがふわーっとするのですが……なんかチャイにしても変わった香り。木のような香りがする。古い木造の家の匂いみたいな、お寺の匂いみたいな……なんかそんな香りがします。おばあちゃん家の匂い、みたいな。
100mlの水を小鍋に投入してがーっと強火でぐつぐつ、沸騰したら弱火にしてティーバッグを投入して3分待ちます。3分経ったら牛乳100mlを投入して、沸騰直前に火を止めてできあがり!これこのまま放置して沸騰するんかな……?と心配になってタイマーを3分でかけていたんですが、目を離した隙にふつふつ沸騰してました。ちゃんと見ていてあげた方がよかったかも。

ふわとろっとした見た目のめちゃくちゃ美味しそうなチャイができました。あとはこれをカップに注ぐ……緊張の瞬間……おお、意外にも零れませんでした。ミルクの甘い匂いが主体になってスパイスはそこまで強く香りません。じわーっとスパイス感あるなー……ってくらい。では一口……。

うま……!すごくこう、ちょうーーどいい塩梅のスパイス感……!メインはミルクの旨味で、そこに溶け込んでるような柔らかい質感のスパイス味なんですけど、ちゃんと存在感がある。じわっと重みのあるお茶の風味とスパイス味がやってきて、めちゃくちゃ美味い……そして飲みやすい……。この甘みのある柔らかな風味が、和紅茶だな……って感じしますね。砂糖入れてないけど全然甘くておいしい。茶葉自体が結構甘みある気がして、そこに牛乳を入れて煮込むから更に甘くなって美味しい甘さになりますね……。でも砂糖入れたら入れたでおいしいんだろうな感はあります。風味に存在感があるので砂糖入れても負けなそうだし、こっくりあまーい味わいになる気がする……今度は砂糖入りを試してみよう。

おいしかった……。ところで鍋でチャイを作るのを完全にやめていた理由が『注ぐ時にだばだば零れるから』だったんですけど、今回すごい綺麗に……注げましたね……?一滴も零さず……?
ある程度勢いよく注いだのがよかった?菜箸を伝わせたのがよかった?わかりませんがこうやって綺麗に注げるならロイヤルミルクティーも好きなので、ちょこちょこ鍋で作りたいですね。

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