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Material Bank® Japanが目指すサステナビリティへの貢献 ー リデュース・リユースの仕組み


Material Bank® Japan とは

Material Bank® Japanは、世界最大の建材サンプルマーケットプレイスである米国「Material Bank®」の日本版で、“マテリアルとデザイナーをつなぐサービス”です。

設計・デザイン業務に関わる方の建材サンプル取り寄せプロセスを、強力なデータベースと独自のロボット物流設備を組み合わせることで効率化。デザイナーは、複数ブランドの建材を1つのサイトで素早く検索でき、深夜0時までに注文すれば即日発送され、複数のサンプルを1つの箱で受け取ることができます。また、不要になったサンプルは、送られてきた箱に入れて返送することも可能です。

こうして、これまで様々な建材メーカーからデザイナーに送られていたサンプルを集約することで、箱、梱包材を減らし、同時に物流の最適化を実現しています。また、返送されたサンプルはリユースするスキームを構築するなど、サンプルにまつわるムダを低減しています。デザイナーも、建材メーカーも、Material Bank® Japanのサービスを使うことで、自然にサステナビリティに貢献できるようにサービスを設計しています。

3Rのおさらいと環境負荷軽減の効果

Material Bank® Japanは、建材サンプルの取り寄せプロセスを効率化することで、建設業界におけるサステナビリティに貢献したいと考えています。特に力を入れているのは、リデュースとリユースの取り組みです。

3Rについて

✅ リデュース(Reduce):廃棄物の発生を少なくすることや、製品をつくる際の資源を減らすこと
✅ リユース(Reuse):使用済みの製品やその一部を繰り返し使用すること
✅ リサイクル(Recycle):廃棄物を原材料やエネルギー源として再利用すること

「リデュース・リユース・リサイクル」のフレーズは、環境保護のためのアクションとして広く知られています。実は、このフレーズの順番が示すように、3つの行動にはサステナビリティの観点から優先順位がつけられています。

まず、リデュース、つまり廃棄物の削減が最も環境保護に効果的であると言われています。新しい製品をつくるためには、原材料の採掘や製造過程におけるエネルギー消費など、様々な環境負荷が伴います。そこで、製品を作る際には数を必要最低限に抑えたり、梱包を簡易にしたりすることなどで、これらの環境負荷を軽減することができます。

次にリユースです。リユースは、新たな製品を製造するための原材料やエネルギーの消費を抑制すると同時に、廃棄物の量を減らすことにもつながります。

最後にリサイクルです。リサイクルは製品を一度解体し、その材料が再利用されます。この解体と再製造の過程でエネルギーが消費されるため、リデュースやリユースと比較して環境負荷が大きくなります。

このように、新しい製品をつくる代わりに既存の製品を最大限に活用することが環境保護につながります。
Material Bank® Japanでは、建材サンプルの削減や不要サンプルの回収・利活用を通じて、新規サンプルの生成やそれに伴う包装材の消費の抑制、物流の最適化を目指しています。既存の素材を最大限活用するリデュースやリユースの取り組みを出発点に、環境のみならず社会や経済に影響の輪を広げる取り組みに努めています。

Material Bank® Japanの今後の挑戦

Material Bank® Japanは更なるサステナビリティへの貢献を目指し、新しい取り組みを始めています。

その一つが、サービスサイト上でエシカルな素材の検索ができる機能の提供です。近年、人や社会、地球環境に配慮する考え方が広まってきており、建材としてエシカルを意識するニーズが高まっています。Material Bank® Japanでは、エシカルな素材の検索を可能にし、建材の選択肢を広げることによる環境負荷の低減やエシカル素材の活用を考えるデザイナーを支援したいと考えています。

また、Material Bank® Japanは建築・インテリアデザイナーと建材メーカー間のコミュニケーションを改善し、両者が繋がる場を提供することで、新たな商品の開発や在庫の最適化に貢献することを目指しています。

私たちは今、未来を見据えて行動する必要があります。その上で、建材・インテリアのデザインに関わる現在のニーズも満たしつつ、持続性のあるアクションを取っていく。Material Bank® Japanはサステナブルなビジネスを構築することで貢献します。 

Material Bank® Japanは今後もサステナビリティに関連するメッセージを発信していきます。ぜひご注目ください。 



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