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「可愛げ」を身につけよ

こんにちは。

僕は昨年の12月から今年の6月まで就職活動を行なっていたのですが、その際に立てていた仮説が最近確信に変わりつつあります。その仮説とは、「就活において可愛げは、論理と同じくらいもしくはそれ以上に重要」というものです。

そもそも可愛げとは何か、僕なりの解釈にはなりますが一言で表すと、「こいつ愛くるしいな」と相手に思ってもらえる表情や仕草のことを指しています。全然本質的じゃなさそうと感じるかもしれませんが、全然そんなことありません。むしろ、可愛げこそコミュニケーションにおいて非常に重要な素質なのです。

考えてみて欲しいのですが、もしあなたのバイト先に新しく入ってきた新人さんが、頭がキレッキレで仕事もめちゃくちゃ早いけどクソ生意気だったらどう感じるでしょうか。ムカつきませんか?こいつに仕事教えたくないどころか、一緒に仕事をしたいとすら思わないでしょうか。

また、お客様から「こいつ頭良いけどなんか高圧的でむかつくな」と思われたらどうなってしまいますか?言うまでもないでしょう。

結論ファーストや、2点あります〜のような、論理的思考ばかりが就活において焦点を当てられていますが、同じように「可愛げ」にも焦点を当てるべきです。経験則からですが、これは断言できます。

僕は就活において、ロボットみたいだと言われ続けてきました。「本心が見えない」や、「素の自分を見せてくれ」と何回も面接官から言われましたが、いやいやわからんと。
自分では本心で喋っていたり、素の自分を見せているつもりでもそれが相手に伝わらないのです。その結果、物凄く苦労しました。

しかし、上の課題の原因が論理ばかり重視していたことだと特定し、その原因を克服するために戦略的に可愛げを前面に押し出したところ、面白いように面接に通るようになりました。(通過率9割越え)

この事実から、「就活において可愛げは論理と同じくらいもしくはそれ以上に重要」という仮説に到達しました。そして最初にも述べましたが、最近この仮説が確信に変わりつつあります。その理由を2点お伝えしたいと思います。

1. 可愛げしかない僕の友人が就活無双したから

僕の友人に可愛げの塊のような奴がいます。体重110kg。ココイチのカレー3kgをペロリと平らげてしまうような怪物です。なかなかインパクトのある外見ですが、柔道一筋だったこともあり内面は人間味溢れるやつです。そして、物凄く人の懐に潜り込むのがうまい。その事実を象徴するエピソードがあります。

その友人がインターンに参加していたときのこと。お昼ご飯にお弁当が配られたのだそうですが、欠席者の分も準備してあったせいでお弁当が余ってしまったそうです。単純に1つじゃ足りない&そのまま廃棄するのはもったいないとの理由で、余った弁当を全て平らげたそうです。(計4人分食べたらしい)
その時点で、人事の方はその友人のことを相当面白がっていたのですが、彼はさらに追い討ちをかけました。

インターンが終わった後、インターンのコンテンツに関する感想を人事の方にメールするのではなく、弁当がどれだけ美味しかったかをメールしたそうです。まさに逆張り。そんなことされたら目立たないわけありません。

その結果どうなったかというと、彼は優遇ルートに乗ることができ、無事に内定を獲得することができました。

ちなみに、その友人はいわゆるFラン大学であるにもかかわらず、面接に1度も落ちない就活無双をこのコロナの時期に成し遂げました。

2. キラキラの経歴を持つ人が就活に苦戦しているから

最近Matcherを通じて就活生とお話をしているのですが、僕なんかよりも圧倒的に優秀な就活生からの相談が多いです。学歴も申し分ない、体育会の主要メンバー、長期インターンでゴリゴリに実務経験がある人などです。

驚きませんか?このようないわゆる「就活ウケ」しそうな人間が就活に苦戦しているのです。

ではなぜ彼らは就活に苦戦しているのか、理由はおそらく「なんかムカツクから」です。要するに、可愛げが一ミリもないんです。本当にこんなしょーもなさそうな理由なんです。

苦戦している優秀な就活生全員に共通していたのですが、本当にロボットみたいでした。僕が面接官サイドに立ってみて初めて、ロボットみたいと言う面接官の気持ちがわかりました。そして何度かイラッとくる場面もありました。なんだかマウントを取られた気分になるのです。

人間は感情で動く生き物です。ゆえに、面接官をイラッとさせてしまうと評価がネガティブに働きます。全然合理的じゃないですよね。ですが、これが現実なんだと思います。

ここまで、なぜ就活において可愛げは論理と同じくらいもしくはそれ以上に重要なのかを経験則ベースでお話ししてきました。次回のnoteでは、ロボットだった僕がどうやって戦略的に可愛げを身につけたのかをお話ししたいと思います。


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