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比べる

この便利な時代、他人の日常生活やその人の持っているもの、もっといえばその人の考えや思想まで簡単に見たり知ったりすることができ、それらと自分を比べることを無意識のうちにしてしまい、それが自分を助ける時もあれば逆に苦しめる時もあるのではと、最近よく考える。

自分も含め、SNSを使う人を見ると、そのSNS(特に今ではInstagram)を作る側の人は人間の心理をうまく利用しているなと感じる。


「人と比べる」という言葉を聞くと、つい悪い方に捉えがちだが、大いに役立ち自分の力になる時さえあるとも思う。

自分の場合、自分が苦しい状況にいる時、例えば仕事や生活が大変に感じる時、祖父の若い頃と今の自分を比べるようにしている。

僕の祖父は中学卒業と同時に身一つで川崎に出稼ぎ労働者として出てきて、毎日ヘトヘトになるまで働いたという。

それに比べたら今の自分は、、、と考えると、自分の苦労なんて苦労でもなんでもないんだと、自分を騙すことができる。

現役で野球をプレーしていた頃も、「彼はもう試合に出ているのに...」と、他人と比べて自分にプレッシャーをかけることで、その分練習に打ち込めていたのも事実だ。


ただ、自分の中でしないように心がけていることは、自分の価値観と他人の価値観をSNSを通じて比べること

自分が何に楽しみや喜びを感じるのか

これを深く考え、理解していないと"楽しそう" や、"幸せそう"な他人の一面をみて、あたかもそれが自分の幸せと勘違いし、SNSの作った幸せ比べ競争に気付かないうちに参加させられ、そこにはありもしない自分の幸せを追い続けてしまう


この姿をみると、どんなに文化、文明が進化して発達したところで、人間はどこまでも人間なんだな〜と🤔

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