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「サッカー分析レポート」アスルクラロ沼津VSジュビロ磐田

皆さん、初めまして。沼津が大好きな抹茶きな粉です。今回からアスルクラロ沼津の分析レポートを書いていこうと思います。早速ですが、今回の目次です。

**1.両チームのスタメンと可変システム

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 この試合は見てわかる通り4-4-2同士のミラーゲームとなりました。両チームとも守備の場合もこのままでしたが、攻撃の際は中盤の選手がディフェンスラインに降りてくるダウンスリーが使われ、両サイドバックが一列上がる可変式システムが使われました。

2.勝負を分けたポジショニング

 この試合を見ていて、どうして磐田はボールをつなぐことができて沼津はできないんだろう?と思った方もいると思います。この章ではそれについて分析していきます。まずはこちらの図をご覧ください。

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 これは前半3分27秒のシーンです。このシーン、磐田の右サイドバックの小川選手が相手のハーフより高い位置にいること、右ハーフの松本選手が相手サイドバックとハーフの間にいることがとても重要になってきます。この位置にポジションをとられると、沼津の左サイドバック菅井選手は1人で2人を見なければいけない2対1の状況になってしまいます。

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  この状況をこのシーン以外にも作り出せたことが磐田の勝因の一つであると思います。では、この現象にどう対応すべきだったのか。ここからはそれについて分析していきます。

 対策 一時的な5バック5化

  今回のように相手のサイドバックが高い位置をとる場合はハーフの選手がついていく一時的な5バック化、センターバックの枚数を増やしマークをはっきりさせ、潰しに出ていきやすい環境を作ることが一つの対策です。また、もう一つの対策については次の章と絡めて分析していきます。

3.3バックへのプレス

 この試合、沼津は1点を取れれて以降すぐにでも点を取り返したい、リードされた時間が続きました。しかし、こちらをご覧ください。

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 これは後半14分33秒のシーンです。この時、沼津は3点リードされた状況でした。にもかかわらず、相手の3枚のビルドアップに対し、2トップでプレスに行っていました。この数的不利の状況では当然ボールを奪うことはできません。

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相手が3人でビルドアップをするのはわかっていたはずなのに、後半始まってからもずっとこの状況が続いていました。相手はリードしているので攻めてこない、そんな状況が続いていましたので、もし前からプレスをはめることができればボールも奪え、2で上げたような現象の対策にもなりました。


終わりに

 もし意見の違うところや質問等がありましたら気軽にコメントください。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。スキ、シェアなどしてくださるととても嬉しいです。



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