睡眠日記9 特別号
今回は苦しみの9という事で、睡眠薬日記特別編をお送りします。
まだ睡眠薬を飲んでいない状態から始めたいと思います。
現在は絶賛不快中です。
皆様も胸騒ぎの一つや二つした事があると思われますが、私も胸騒ぎの大きい方のやつがずっと続いています。
自分の呼吸音すらうるさくわずらしい。隣の部屋でガンガンと鳴る音は余計に恐ろしく、自分が恫喝されているような気分でございます。
恐怖で身がすくむ、とか不安で身がすくむ、とかありますが、私は今それらと戦っているのであります。
耳鳴りも殊更大きく、もうタバコを三本も吸いました。それどころかまた吸おうとしています。
水も何本も飲んでいて体調悪いことこの上なし。目元も重たいです。
何が不安かと言われましてもこちらとしては何とは言えませんが、とにかく些細な事が不安です。
その不安と闘いながら過ごすこの時間帯が一番しんどいですね。
今机の上を薙ぎ払いたい衝動に駆られたのですが、その大きな行動すらも自分を身失うキッカケに過ぎないと思いやめました。
これ以上続けているとあたまがおかしくなりそうなので、一旦ここまでとさせていただきます。
さて、薬を飲みました。
全く脳というのは困ったものです。
不安があるということは解決しなければならない、それに対して緊張する。
ここまでは分かります。しかし不安が他の脳の分野にまで侵食するのは如何なものか。
他の事が手につかないではありませんか。
脳とは不便です。分泌屋をいじるような機械が欲しい。
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」みたいなムードオルガンが欲しい。
そうしたら寝る前に眠気をセット、朝は起きる気分をセット、そして職人気分やフレッシュで冒険的な気分をセットすれば挑戦的になって簡単に出勤できます。
家に帰ったら楽天家をセット、仕事の悩み事は取り敢えず置いておいて、創作の際は今まで感じた事を思い出し、感情を発露する哲学的な画家をセット。
人間社会は進化しているのに、全くもって人間が進化していないのはどうしたものか
進化すべきだ
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