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パニック障害になった話1

それは、確か、25歳くらいの時だったと思います。
当時の僕は滋賀県に住んでいて、大手外食産業に勤めていました。

25歳だとしたら、就職して、2年くらいですかね。
で、就職と同時に一人暮らしを始めたんで、一人暮らしも2年め。
その日も、家で一人で寝ていました。

その朝、起きるとめちゃくちゃ、息が苦しかったんです。
息が苦しいというか、もう、全く息ができない感じ。
吸っても、吸っても、酸素が入ってこないような、そんな感じでした。

慌ててベッドから飛び起きて、なんとか必死に息をしようとするも、どんどん、苦しくなるばかり。
喘息もちだった僕は、
「これは、喘息か?い
いや、でもなんか違うぞ、いつもの喘息となんか違う。」

慌てふためき、パニックになりながらも、喘息の吸入器をさがして、吸入を。
しかし、まったく、症状は治まらず。

これはどないしたらええんや、一体、自分に何が起こったんや?

慌てているうちに、息苦しさに加えて、手足が痺れてくるは、心臓はドキドキ、バクバク激しく鼓動しだすわ。

「せや、救急車や、救急車よばな。」

こんな時、一人暮らしは、ホントに辛いもんで、誰にも頼れません。
なんとか、携帯電話で119にコールします。

お決まりの、
「消防ですか?救急ですか?」
に、
「救急です!息が、息が苦しいんです、息ができないんです…!」
と。
もう、ここらへん、あんまりよく覚えてないんですが、それから、住所とか質問されて、それに答えたんでしょうね。

電話をかけ終えてから、実際に救急車が到着するまでの数分間は、それはそれは長く感じられ、ってこともなく、電話からすぐに、救急車は到着。

パニックに陥っている頭の片隅で、あ、意外とはやく来てくれるんやな…、
と思った記憶が残っこてます。

そして、独り身の僕は、病院に持っていくべき、何やかんやを用意するまもなく、着の身着のまま、

たしか、財布も携帯も持たずに、寝間着のTシャツと短パンのまま(って、ことは結構、暖かい季節だったのかな)、救急車で運ばれていったのでした。

今日はここまで。
この続きは、また、書きます。
救急隊員の人に、めちゃくちゃ、ビビらされた話です。


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