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withコロナの生活とは

弟の通うモンテッソーリ園では、年長になると先生方の引率のもとに、多数の園外保育を実施してくれる。移動手段は徒歩と電車。お友だちとペアで手をつなぎ、前後の先生に挟まれて、40名弱の園児が隊列を組んで移動する。駅構内やホームで危険な行動をとる子はいないし、障害を持つ子も可能な限り一緒に行動する。卒園前のお別れ遠足では、電車を3つも乗り継ぎ、特急にも乗車して、2つも県をまたいだ場所まで行って帰ってくるから驚く。保護者の同行はもちろんない。我が家の学区は就学した途端、ひとりで登下校することになるのだが、親にも子にも通学の不安が少ないのは、こうした1年間の保育の賜物だと思っている。

例年、6月に初めての園外保育として、下り電車で6駅のところにある河原で石拾いをするのだが、今年はどうするとなった。園もまだ分散登園中で、電車を使用する園外保育が実施できる状況にあるかと問えば、ないのだと思う。しかし、登園日も少なく、年長としての保育もほとんどできていない子どもたちを不憫に思い、場所はソーシャルディスタンスが確保できる河原だし、実施も模索しているとのこと。それについてどう思うかと、年長保護者に対してご意見伺いがあった。

40弱の家庭数、意見は十人十色。どこまでOKでどこからNGなのか。その線引きは、各家庭の考え方や生活スタイルに依る。さまざま意見はありながらも、最終的には園の考えに準ずるとの回答がほとんであることに学年の一体感を感じたが、同じ地域、同じ年齢の子どもを育てる家庭でも、コロナとの付き合い方は大きく異なることを実感した。

緊急事態宣言が解除されてから、週末は自転車で20分の公園まで足をのばすようになった我が家だが、東京アラートが出ているし、都内の感染者数もジワジワ増えているので、相変わらず公共交通機関は使用していない。行動範囲は家から5キロ圏内をランニングしているくらいで、食料品以外の買い物も、まだまだ極力オンラインで済ませている。休みの日はどこで、何をして過ごしていいのだろう。

withコロナのフェーズに入った今、どのように暮らせばいいのか。まずは教育機関が通常運転に近い形になり、その生活にある程度の安全性が証明されなければ落ち着かない。順調にいけば月末にはそのようになる予定だ。今後の我が家は、どのようなポリシーを持ってコロナと生活していこうか。週末の過ごし方とともに考えようと思う。

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