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5分で読める、中国のリクルート⁇「兼職猫」の戦略は‼【中国リサーチメモ】

1、6,500円で遺伝子検査、新興バイオテック「Genebox」が6億円調達

消費者向け遺伝子検査サービス
出資者は薬局チェーン「ダーシェンリン(大参林)」と個人投資家。

DNAシークエンシング技術は、実施コストも大幅に下がっている。検査料は1000ドル(約11万円)以下、中には100ドル以下のものも出てきた。中国国内における消費者向け遺伝子検査の相場は約6000~8000円だが、米国の場合は検査料が100ドルを切ってから利用者が爆発的に伸びたという。Geneboxでは検査料を約6500円に設定している。

【他の消費者向け遺伝子検査サービス提供数】
「23魔方(23mofang)」:約20万ユーザー
「微基因(We Gene)」:約10万ユーザー
「水母基因(somur)」:約10万ユーザー

1)迅速な検査
一般的なDNA検査は申し込み、支払い、唾液サンプル採取、郵送、検査、結果通知まで平均して10日かかるが、Geneboxはデジタル処理によって検査時間を大幅に短縮、わずか72時間で結果を出す。


2)検査の実用性
Geneboxは検査結果を提供するだけではなく、検査結果をもとに顧客の食事、睡眠、運動、スキンケアなどを指導する。中国の消費者向け遺伝子検査は黎明期で、製品体験が差別化の最大の鍵になるからだ。今後は、今回の出資者であるダーシェンリンとの協業も模索していく。

ターゲット顧客を若年層に設定しているため、広報は微博(ウェイボ)、微信(WeChat)、動画共有アプリなどのソーシャルメディア上でインフルエンサーを通して展開する。微信の公式アカウントやアプリ、ミニプログラムを2018/11月初旬にローンチ。また、全国に3600店を構え、多くの会員を擁するダーシェンリンも顧客獲得のルートに組み込んでいる

英語のWEBサイト:グローバル展開化

→遺伝子からヘルスケア問題の解決が出来る

2、求人会社「兼職猫」がCラウンドで1.6億元の資金獲得、「鹿用」サービスでフルタイム市場へ参入

現在、22,230,363人がこのプラットフォームでアルバイトをしています。

【メインポイント】

①もともと、兼職猫は58赶集(求人App)と似たモデルで、求人情報プラットフォームとして開始した。プラットフォーム上では取引せず、パートタイム情報を掲載する事での集客し、法人会員と広告から収益をあげるものだ。課金した企業は求人情報をトップに表示されるなど、多くの権限を増やす事ができる。

②後に求人募集からスタッフへの給与支払いまでを請け負うアウトソーシングに相当する直営のコンテンツを作成。この部門ではユニクロや名創優品、永輝スーパーなどの大手企業が兼職猫の主な顧客で、フレキシブルスタッフのニーズが非常に大きく、名創優品は一度に5000名もの募集があり、一ヶ月平均15万名の募集もある。

この任務を引き受けた後、兼職猫は直営コンテンツ管理システムを通して、1〜2日で全て採用が決まったと発表した。人数により費用を計算し、スタッフの給与、社会保険等や、兼職猫の会員費やサービス手数料を差し引いた粗利は20%だ。

③クラウドソーシング、エンゲージメントを補填するため、アプリ内の”喵任務”に多くのアプリプロモーション、テキストプロモーションやデータ収集等を行うスタッフが集合し、クラウドソーシングを行う。兼職猫はプロモーション効果に基づいて企業手数料を徴収。

④また後期にはキャンパス・メディアプロモーションも実施している。例えば、多くの企業が学校でロードショーやパーティーを行う際に兼職猫がアウトソーシングサービスを提供し、回数やコンテンツ制作費で収益をあげる。この収入も大きい。

現在、兼職猫チームは300名ほどで、既にプラットフォームの登録企業は85万に達している。ポータブルデバイスでのアクティブユーザは2000万人を突破。兼職猫は全国で3000コンテンツを突破、サービスは全国283ヶ所をカバー、フレキシブルスタッフのマッチング量は1.4億件だ。


いつもありがとうございます。少しでも皆様の為になることを願っております