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5分で読める、Esportsのトレンド。ケンタッキーのVR・ゲーム戦略【中国リサーチメモ】

1、中国の幼稚園に先生ロボット登場。教員不足で既に1500園が導入

中国のサービスロボット市場は2018年にも123億元(約2000億円)規模に達すると言われている。各メーカーがとくに注目しているのが教育現場への導入で、多くの関連製品が開発されているという。

教育用ロボット開発に携わるスタートアップ「賓果智能」

過去には家庭教師ロボットを売り出したものの、高価な価格設定や技術面など様々な要因で失敗に終わった。その後、顧客を個人から幼稚園に定めた。幼稚園内で稼働する教育用ロボットと、教育クラウドプラットフォームを一体化した人工知能(AI)サービスを提供する。

「2~4級都市の多くの幼稚園は、深刻な人材不足と定員割れの問題を抱えている。幼稚園教諭は過去3年、200万人ほどが不足していると言われ、教諭の50%以上の学歴は中等専業学校(日本の高等専門学校にほぼ相当)卒以下で、離職率は32%にも達している。また、入園生募集に関しては各園の激しい奪い合いとなっている」

カリキュラムは賓果智能のオープンプラットフォームが提供する。現段階では英語、科学、スピーチ、ゴルフの4科目がある

賓果智能の提携園はすでに1500園にのぼる。ロボットは幼稚園用・家庭用合わせて1万台以上が売れており、月の売上高は200万元に上る。

→日本でも人材不足の多い業界なので、倫理観や開発レベルをクリアできれば面白いかもしれない。

2、戦うカーネル・サンダース?KFCがゲーム業界進出準備か

ファストフード大手ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)がゲームの世界と手を組み、若者向けのプロモーションを展開するのではないかと注目されている。

中国人プロゲーマーチーム「RNG(Royal Never Give Up)」とのスポンサー契約を結んだと伝えられたKFCだが、今度はツイッターに公式アカウント「KFC Gaming」を開設したことがわかった。そのアカウント上で近日中に重大発表を行うと告知している。投稿された予告動画は「フォートナイト」など人気ゲームのプレイ画面をつなぎ合わせて構成され、筋骨隆々のカーネル・サンダースによるバトルシーンが挿入されている。

KFCも昨年、スタッフ研修用に開発されたVRアプリ「KFC The Hard Way」を一般向けに無料公開している。フライドチキンの調理法をマスターするまでは部屋から脱出できないというホラーテイストの設定で、ゲームとしての完成度も高いものだった。

→他業種×VRやEsportsの試みは非常に面白いので今後も広まってほしい分野。一つのマーケティング成功例。

3、中国最大のITメディア「36Kr」が160億円ファンド設立。次のユニコーン育成へ

「単に出資するだけでは、これからのベンチャーキャピタルは生き残れない」

→いつもお世話になっている36krのVC設立の記事。
まさに、この言葉はこれからのVC業界を見ていると思います。

いつもありがとうございます。少しでも皆様の為になることを願っております