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2023年4月│3000円ワインまとめ

「ワイン屋さん」になって、1ヶ月とすこしが経ちました🌱

そういえば、ここのところあんまり筋肉痛にならなくなってきて、おや?これは…筋肉が育ってるのでは…?!と実感しているところ。
ヤダ、ますたやってばやっぱり、ムキムキマッチョになっちゃう…?!

日々の新鮮さはそのままに、引き続き楽しく奮闘しております🔥

▶ 新人の奮闘ぶりについては、ぜひワイナリー公式noteもご覧ください♪

さて、長期休暇になるとワ旅に出がちなますたやですが、今年のゴールデンウィークは、ほぼ毎日ワイン屋さんでシゴトしてます。

▶ 2022年のGWは、「作戦名、勇気!」ででっかい北海道を旅しました

夫はメルボルンへのワ旅に旅立つそうで、「ふ、ふーん、別にいいし。わたしなんて、日本でワイン造っとくし…!!」というパワーワードをひっさげ、日々ワインマウントを繰り広げています(わたしが)

夫婦でワインが大好きだけど、ワ活は別行動。で有名なますたや家(無名)。ついに、ワールドワイドな別行動ですってよ。わたしたち、ほんとに結婚してたっけ?ただワインが好きなワ友と一緒に住んでるだけ説、ない…?(ある)

というわけで、生活リズムの調整もだいぶついてきて、飲みたいワインを好きなときに飲める、いつものスタイルに戻ってきました。

というか、「もしかして、ふたりで飲めるのは、今日だけかもしれない…」などと不安になって、飲めるときに #3000円ワイン を飲んどこう!などとやっていたら、今月は8本の3000円ワインを飲んでました(週2)わりと飲めるじゃん。

ただいま、夫のWSET Lv.3試験の準備のためしばらく別々の食卓が続いておりますが、夫の試験が無事に終わり、メルボルンから戻って来たら、引き続き3000円ワインを楽しんでいきたい所存です!

べっ、べつに……うらやましくなんかないんだからね!(現代的反語表現)


ラモロー・ランディング/エステート・レッド・キュヴェ(NV)[¥3500 税別]


経堂のNYワイン専門店、Go to wine さんにていただいたワイン。今まで飲んだNYリースリングは全体にまるくてふんわり甘く、でも忘れない酸もあって好きでした。ワイン単体でも飲める地域だなあと思ってましたが、今回のワインもまさに「これだけで飲める」美味しいワインでした🍷

ブレンド赤ですが、カベルネ・フランが主体と思われます。柔らかいバニラ香といちごジャムみたいな愛らしい香りがキュート🍓舌の上ではふわっと甘みも感じます。糖度計ではかると「7」。我が家的には「微甘」です。

ここにジューシーな酸味が乗ってくるので、カワイくて美味しくて、ごくごく飲めちゃうんだな〜🎉NYワイン、引き続き気になります!

ピエール・フリック/ピノ・ブラン 2021[¥3500 税抜]

最初はやわらかな柑橘の香りと、ほんのり甘やかな雰囲気。一方でくちあたりは硬質。アルザスらしいしっかりした酸に支えられた、厚みのある果実味がシンプルに美味しいワインです。後半にあらわれてくるグレープフルーツのようなふんわりとした苦味は、お野菜なんかともよく合いました✨

ド・ナチュラルな造り手ながら、味わいはあくまでクリーンでクラシカル。言われてみれば野生酵母の複雑な香りが、あるような…などと言いつつ、言われなかったらたぶん、気づきません、わたし🌱(その程度の舌のもちぬし)

ピノ・ブランのシンプルさを、硬派でクラシックに造るとこうなるよ、というお手本のような1本。ピエール・フリック、好感が持てる。握手したい🤝

カッシーナ マリア/ランゲロッソ 2019 [¥3500税抜]

品種:バルベーラ・ドルチェット・ネッビオーロ

近所だったワイン屋のカワイイ娘がご栄転されたので、追いかけて新しいお店へ🍷そこでオススメされたこちら、イタリアのブレンド赤。

色合いはミディアム、かすかにふちがオレンジがかってるのは、ネッビの存在感でしょうか。樽香が上品に感じられ、ちょうどいいバニラ香がワイン心をくすぐります。飲んでみると、赤いフルーツの香りがいっぱい!🍓伸びやかな酸と存在感のあるタンニンで「軽いだけじゃない」上質さを感じました。

バルベーラやドルチェットの親近感と、そこに重なってくる上質なネッビオーロ。イタリアらしい軽やかさと「だけじゃない」厚みに、満足感の高い1本❤️‍🔥

っていうか、彼女に「これ、3000円ワインですよ♡」って直接言われたら、そりゃあ買うしかないでしょうよ…!😂新しいお店でも、みんなに大切にされてますように🌱

ベルエ・ファミリー/イルレギー エリ ミナ ブラン2017[¥3905 税抜]

近所だったワイン屋に「なんか変なワインオススメして」って言ったら、リストに入ってて「イルレギ!?最高!😂」っていちばんに選んだこちら。ペトリュスの元醸造長が造る…とか言う箔がついてて、「まったまた〜笑」とか思ってたら、これが美味しくてびっくりした…

一瞬、樽香がきいてる?と思うくらいのナッティ感と、スキッとした酸の対比がむちゃくちゃフランス👑柑橘系の厚みを感じる果物感。これ、ブラインドで出されたら「うーん…南よりの、ブル白?」とか答えそう。

品種はプティマンサン、グロマンサン、プティクリュビュ(誰…?)で味の想像全然できなかったんだけど、間違いなく、上質なワインでした。笑ってごめん、あ〜〜びっくりした。

いや〜いつもいいワインを紹介してもらってほんと…こういうことがあるから、また次もお願いします(最敬礼)ってなる…

アサラ キャップクラシック ブリュット 2017 [¥3000]

エッセイ集の入稿とともに、乾杯した南アのキャップクラシック🥂「瓶内二次発酵」といわれるだけで、なんか高級な気がしちゃうんだから、庶民(わたし)ってば簡単。しかもミレジム付きですってよ。こりゃあ祝杯にぴったりじゃない?

香ばしいブリオッシュ香と、豊かな柑橘系フルーツの香り。くちに含むと、ふわっと酸化熟成香が広がります。2017年という、やや熟感がいいねぇ…!

酸味は高く、じゅわッとします。そこにふくよかな柑橘が乗ります。余韻が色を変えながら進んでいって、最後にふっ…と苦味を残して消えていく。ああ、いいね、とてもいい。イイワインって、イイねぇ……!(なにも言ってない)

キンと冷えても美味しくて、温度があがっても楽しめる。夢のような飲み物だなあ、ワインって。ほんと、地球、ありがとう。(酔うと主語がでかくなるタイプの酒飲み)

ラインホールト&コーネリア シュナイダー/シュペートブルグンダー クーベーアー トロッケン 2016[¥3800]

今宵はドイツのシュペートブルグンダーで乾杯🍷
抜栓直後のふんわりとした樽の香り。おっ、これはアタシの好き系では?と思いながら飲むと、「ザ☆酸!!!」。さすがドイツ🥰このふんわりした香りから、こんなシャープな酸は予想してませんでした。

でも絶対これ、あとから果実味出てくる、絶対だ!と思って待ってたら、ハイハイハイ…やはり出てきましたよ、出てきました。アメリカンチェリーみたいな赤系フルーツの雰囲気が…!

後半はふくよかなフルーツ感と香り立つ酸味のバランスに、恋しちゃうんじゃないかと思う甘酸っぱワインにしあがりました❤️‍🔥

さすが、大好きなインポーター稲葉さん。ちょっと気難しいシュペートブルグンダーに、稲葉味足しときました☆みたいな味わいに、思わず心がほころびます。

それにしても、どことなくこの味のすごーーく遠くに、「日本のピノ・ノワール」が見えた気がします。あれ…タカ…ヒコ…?みたいな「梅しそ」系の風情。そんな繊細さも兼ね備えた「イイワイン」飲んだから、また明日も頑張れる🔥

セリーヌ・エ・ローラン・トリポス/クレマン・ド・ブルゴーニュ ブリュット ナチュール 2018 [¥3862(税抜き)]

滋賀県のナチュラルワイン屋さんレヴァンリーブル( @lesvinslibres_japon )のオーナーであり、大好きなポッドキャスト番組ワインの輪のパーソナリティでもあるよしきくんにオススメをうかがったところ、「泡はこれです!!」って断言されたのが嬉しくて秒で買った、こちらのクレマン・ド・ブルゴーニュ。

余談ですがわたし、こういうイチ推しが大好きでして…(笑)「オススメの赤ください」って言ったのに「これがいいよ!」って白ワイン提案されたり、「重いイタリアがいい」って言ってんのに「こっちじゃない?」ってスペイン出してきたり、何よりそのワインがむちゃくちゃ美味しかったりするので、ソムリエってほんとにすごい。わたしの生活に、なくてはならない存在です。

というわけで、美味しいクレマン・ド・ブルゴーニュで乾杯🥂グラスに注がれたキラキラの濃いイエロー。香りにはほんのり野生酵母を感じつつ、飲んでみるとこれが、伸びやかな酸!

重めの柑橘系の果実味はあつく、蜜のような密度があって、親しみが持てるのに凛としてる。ふくよかなのにシャープという絶妙なバランス感、なんというか「ながら飲み」をさせない、どっしりとした存在感でした。

最近この「野生酵母の複雑味がいい意味でクラシカルに個性を与えている」ワインに出会うことが多くて、次のナチュラルワインに出会うのが俄然楽しみになってます。ワイン、知らないことばっかだな〜!人生、あと1000年必要だな〜!

アンドレ・ペレ/ヴィオニエ ヴァン・ド・ペイ・ド コリンヌ・ローダニエンヌ[¥3860くらい]

近所だったワイン屋への「変なワイン」のオススメでリスト入りしてたこちら。『いや絶対コリンヌ・ローダニエンヌがおもしろくて入れたやん!』と思ったので即決。「絶対選ぶと思ったwww」って草生やされたんだけど、一体どういう好みだと思われてるの?※なんでも飲むやつらと思われてます

コンドリューの生産者が造る、ヴァン・ド・ペイ。これが大変に「ヴィオニエらしい」ヴィオニエで、いや〜〜〜こんなヴィオニエらしいヴィオニエ飲んだの、久しぶりでした。

くちに含んだときに内側から立ち上るスミレのような華やかな香り、白桃のような厚みのある果物の雰囲気、酸は柔らかく、くちあたりはまろく、そして極めつけが最後に伸びていく………苦味!

わたしはワインの苦味を強めに取る方なのでどちらかというと苦味は苦手なんだけど、これは”ヴィオニエらしさ”として「うんうん、わかる」とうなずいちゃいました。(わかる?)

「もしや、この先に、コンドリューが…?」と、一瞬コンドリューがチラつく楽しい夜🌙コリンヌ・ローダニエンヌ。もうこれで忘れない。ますおぼ。

というわけで、5月も引き続き、手癖で3000円ワインを飲んでいくと思います。みなさまどうぞよろしくお願いいたします!(?)

メルボルンか~…いいな~…🦘(遠い目)

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■ ますたやとは:
関東在住の30代、3000円ワインの民(たみ)。ワイン好きが高じて、2023年3月から都内のワイナリーでアルバイトをはじめました。
2021年J.S.A.認定ワインエキスパート取得/2022年コムラードオブチーズ認定。夫もワインエキスパートを取得し、現在はWSETLevel3を英語で挑戦中。

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