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時代の変化や社会課題に対応し続けるために必要な「読み書き」「心理学」「投資」「課題解決」スキルについて

「時代の変化や社会課題に対応し続けるためには、『時間』『気持ち』『お金』に余裕が必要で、それらを獲得するためには『読み書き』『心理学』『投資』『課題解決』に関するスキルを得ていることが必要」だと考えていて、今回はそれについて書いていければと思っています。

参考にした本はこちら。
伝え方が9割
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え
ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか
ライト、ついてますか―問題発見の人間学
様々な本を参考にして書いていくので、内容が散らからないようにしていきたいなと。

サマリーとしては、
・「満足度の高い生活」とは、「『時間』『気持ち』『お金』に余裕があって、自分がやりたいことができているもの」と仮定する
・一般論として、「時間」「お金」に余裕をもつためには、ある程度の収入を得られる仕事をしている必要がある
・ライフステージの変化、人間関係の変化、身体的な変化、仕事の変化、時代の変化などは起きるもので、気持ちの余裕を維持するためにはそれらに落ち着いて対処できると精神衛生がよい
・上記を前提に、時間、気持ち、お金の面で、どう余裕を増やしていくか、「転ばぬ先の杖」的なものをどう作るか、ということを考える
という感じ。

「こうすればお金が増えます!」という内容ではなく、時代の変化に適応する形で生活を送ったり、よりよく課題解決に取り組むための考え方を軸に書いていければと思っていて、
・満足度の高い生活を安定的に送りたい
・一方で、新しいことへのチャレンジも積極的にしたい
・新しいことへのチャレンジによって、自分も、社会もハッピーになるような選択肢をとりたい

という方に読んでいただければ!

前提

今回、こちらの内容で記事を書こうと思ったきっかけは
ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか
こちらの本。

本の概要としては、スタートアップでビジネスをグロースさせる過程における大切な考え方、独占と競争の捉え方、お金、チームビルディングなどについて書かれていて。

読んでみて、
・成功例をコピーすること以上に、「新しい何か」を行うことによって社会課題を解決することの方が重要(社会的なインパクトという観点であったり、後世に負債を残さないという意味で)
・「新しい何か」を行うためには、それを生み出すために思考する時間、能力、仲間が必要で、そのためには時間、気持ち、お金に余裕が必要
・時間、気持ち、お金に余裕がなければ、目先のことに追われ、「新しい何か」に取り組む意欲も機会も得られない
・となると、「新しい何か」に取り組むためには、まずは時間、気持ち、お金の面で余裕ができている必要があり、それらを獲得するためのスキームはより一般化、言語化されていてもいいのではないか?
という思いに至りました。

「新しい何か」に取り組むために必要な、時間、気持ち、お金の余裕をどう得るか、得ることで、自分を含めたより多くの人が時代の変化に適応し、社会課題の解決にクリエイティブに取り組めるのではないかと考え、今の自分の考えを言語化していきます。

読み書き

「一般論として、『時間』『お金』に余裕をもつためには、ある程度の収入を得られる仕事をしている必要がある」というところについて。
成果を出すためには「読み書き」はとても重要、ということについて言及できればと。

仕事をする上で、多くの人が「読み書き」に時間を割いていると思います。
学校教育で学んできた「読み書き」の延長線上に、社会に出てからの「読み書き」があるとは思いますが、「読んで終わりではなく、内容を読んで作業を実行したり、書いて誰かに判断を仰いだり、行動に移してもらう」という点で違いがあるなと。
ただ、そういった違いがある前提で「読み書き」が出来ているか否か、フィードバックを受けられていないことも多いと思うんですよね。
指示、依頼を的確に理解して行動に移せる「読み」のスキルも、理解しやすくネクストアクションが明快な文章を書ける「書き」のスキルも非常に重要だと考えていて。
これができることでより短い時間で成果を出し、「時間」と「お金」に余裕をもつことにつながると思っています。

さらに「読み書き」を改善していくために、という観点で
伝え方が9割
をオススメ本として書いておきます。
読んでもらえる文章を書く方法や、意思決定を仰ぐ場で「ノー」を「イエス」に変える方法など、特に「書き」の方でのエッセンスが詰まった内容。

少し脱線してしまうのですが、過去に取り組んだ「ミーティングや商談ロープレで自分が話している姿を録画してみてみる」というトレーニングは非常に重要だったなと。
どんな表情で話しているか、どんな言葉を選んでいるか、スピードはどうか、印象は悪くないかなど、客観的に自分を捉えて振り返る機会になるのではないかなと思っています。

心理学

「ライフステージの変化、人間関係の変化、身体的な変化、仕事の変化、時代の変化などは起きるもので、気持ちの余裕を維持するためにはそれらに落ち着いて対処できると精神衛生がよい」というところについて。

気持ちの余裕がなくなるときは、
・自分が今おかれている状況や、何に対して不安かを言語化できていない
・上記を整理するための時間がない
・初めてのことに取り組んでいる時間が長く、その領域で頼れる人が身近にいない
・ストレスが強く、それを解消するための適切な手段をとれていない

基本的にこんな感じだなと思っていて。

変化には抗えないもので、気持ちの余裕がなくなるパターンも似通っているのに、対処の仕方について学ぶ機会も、それらについて自分の行動指針をつくる機会もあんまりないんですよね。
どういった形で方針をつくるかは人それぞれだと思いますが、参考になりそうな本は
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え
こちらかな、と思っています。

私自身は、
・気持ちに余裕がある状態を明文化しておく(睡眠時間、食事、友人と接する頻度、趣味に打ち込む時間など)
・新しいことに取り組む際に、睡眠時間、友人と接する頻度など、なにがどれくらい減少するか把握する
・新しいことに取り組み始めてからどれくらいの時間が経てば、従来の「気持ちに余裕がある状態」に戻れるか想定し、そのタイミングで状況を整理する
・ある程度時間が経過したのに、気持ちの余裕がない状態が続いた場合、新しいことへの取り組み中止を検討する

という感じで方針をつくりました。

投資

「上記を前提に、時間、気持ち、お金の面で、どう余裕を増やしていくか、『転ばぬ先の杖』的なものをどう作るか、ということを考える」というところについて。

ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるかでは、「複利」「べき乗則」「パレートの法則」について触れていて。
要するに
・何に時間とお金を投下すべきか厳選する
・厳選するにあたって、ポートフォリオを組んで分散することを良しとしない
・自分が得意なことに集中し、それが将来価値を持つか真剣に考える

ということが重要とのこと。

本文中にも記載されているのですが、「みんな起業しましょう」という話ではなく、むしろその逆。
べき乗則を正しく理解し、自分が持っているものを正しく投資しましょう、ということだと理解しています。
お金に関して言えば、単純に貯金をすればいいかといえばそういうわけでもなく、安全なポートフォリオを組んで投資すればいいかと言うとそういう話でもない。
今後、キャッシュフローが増えるであろう領域に投資し、きちんとお金が増えていく状態をつくること。
時間に関しては、「あれもこれも」と学び、単純にできることを増やすのではなく、いい意味での「ハロー効果」の影響を受けられるような、物事の突き詰め方、スキルアップを心がけること。
そのためにも、競争が激しい領域にいくのではなく、独自性を念頭においてアウトプットし続けることが大切で、それが少しずつ自分のスキルとして培われていくと思っています。

課題解決

「読み書き」スキルがあって成果を出せて、「心理学」を理解して精神衛生がよく、「投資」についても理解があり、状況の変化に合わせて時間やお金を適切なところに投下できれば、あとは「新しい何か」に取り組んで、課題解決もよりよい形で出来るでしょう、という話。
そして、よりよい課題解決をするために必要なスキルは何か、というところについて言及できれば。

課題解決スキルは
・課題に気づくことができる
・課題を適切に選定できる
・課題解決時のROIをよみ誤らない
・課題を解決するための計画と実行を遂行できる

の4つに整理できるかなと思っていて。

まず、課題に気づかないと何も始まらないのでまずいですよね。
スタートラインにも立てないので。
課題に気づくと、複数の課題が見えてきて、リソースを鑑みて解決する、しないを考えたり、優先度を考えたりする必要があると思います。
解決するにせよ、計画、実行にあたってROIがどうか、解決する意味があるかなど、対象となる事象や時代に合わせた対処ができないと、お金の無駄遣いになったり、バッシングを受けたり、「本当の課題」が埋もれてしまったり・・・。

こちらの本が参考になるかなと思い、書き留めておきます。
ライト、ついてますか―問題発見の人間学

さいごに

今回の記事を書いた「きっかけ」はゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるかではあるのですが、読みながら、「時代の変化に左右されない教育の基礎になるものはなんだろう」と疑問に持ち始めたのも、このテーマで書いた理由でした。
・プログラミング教育
・小学校英語教育
・9月入学
など、教育に関連して様々な話題が飛び交っているわけですが、社会人になって改めて、「『読み書き』『心理学』『投資』『課題解決』という4つの切り口で学んでいたら、もう少し違う社会人生活を送っていたり、もう少し違う社会になっていたかも」なんて思ったりしました。

以上、「時代の変化や社会課題に対応し続けるために必要な『読み書き』『心理学』『投資』『課題解決』スキルについて」というテーマで書かせていただきました。
お読みいただき、ありがとうございました!

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