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「仕事ができる」というフィードバックを安定的に得るためには?

今回の記事は、「状況が変化しても『仕事ができる』というフィードバックを安定的に得るためには?」という観点で書いていきます。
特定の職種、業種に限定されないような形で書ければなと。

「仕事ができる」「仕事ができない」という言葉は、一緒に働く人たちの間で使われることが多いと思うのですが、人によって定義が異なり、曖昧な印象。
それが、「評判」や「評価」という形で自分の耳に届くことがあるかもしれませんが、人や環境によって異なる「仕事ができる」「仕事ができない」というフィードバックに右往左往せずに、自分なりの基準をもって仕事へのとりくみ方をチューニングできれば楽なので?と思っています。

なので、
・「仕事ができる」と言われるに越したことはないし、評価は高い方が嬉しい
・関わる人や取り組む内容でまわりからの評価が大きく異なる
・状況の変化に適応し、安定した評価を得られるようになりたい
という方に読んでいただければいいかなと。
(仕事の向き不向きについては言及しないです)

さっそく結論を私見で。
状況が変化しても「仕事ができる」というフィードバックを安定的に得るためのポイントは、
・最適そうな選択肢をとれること
・やり遂げて成果につながり、学びがあること

この2つ。
仕事は、基本的に「計画」と「実行」で、「計画力」と「実行力」をそれぞれこの文脈に合わせて落とし込むと、こういう言葉になるかなという感じ。

最適そうな選択肢をとれること

先に、なんで「最適『そうな』選択肢をとれること」という書き方にしたのかについて。
きちんとした検討や合意形成のプロセスがあることが前提ですが、とった選択肢が最適だったかどうかは、実行できるものが限られている中で、「100%最適だった」ということを言い切るのは難しいから。
また、ある程度結果論にもなってしまいがち。

「最適そうな選択肢をとれること」をさらに要素分解すると、
・考慮範囲が適切(テーマや期待値が合っている)
・網羅的な検討(MECE)
・健全な比較考慮(比較対象になるものの粒度、優先度)
・納得感を得られる説明

という感じかなと。

まずは「考慮範囲が適切」というところがスタートライン。
上司が、何について、いつまでに、どれくらいで検討してほしいのか、どういったアウトプットを期待しているのか、わからなければわかるまで確認する必要があるかなと。
わからないままスタートすると、後続の仕事の質が下がるので。
あとは、ブレインストーミングをしたりマインドマップを書きながらロジックツリーをつくって、いくつかの選択肢に落とし込み。
選択肢は、例えば「売上」「市場規模」「マーケットシェア」「機能数」などの定量情報をベースに粒度をそろえて比較考慮し、「A案、B案、C案があって、こういった観点でA案がいいと思うのですが、どうですか?」という形で投げかけられればいいかなと。

こういったプロセスは、特定の人しかやっていないというわけではなく、誰でも日常的に経ているものだと思っていて。
「今月の売上目標達成して」と言われている営業メンバーでも、「◯◯機能の開発をして」とオーダーされているエンジニアでも。
「今月の売上目標を達成するためには商談が◯件必要で、そのためには◯◯と◯◯の手段があるけど、◯◯の観点で今週はこういった動きがいいかな?上司と会話して合意を得よう」という感じ。

参考になりそうな本はこちら。
ビジネス・フレームワーク
ビジュアル ロジカル・シンキング
自分のアタマで考えよう

やり遂げて成果につながり、学びがあること

仕事ができる、というフィードバックを得るには、計画力も実行力もある、ということが必要で、計画を実行して、計画対比100%ちょっとの成果を出せるといいかなと。

仕組み化されていて、「実行すれば計画通りの成果を出せます」という仕事であれば、しっかり遂行しましょう、というだけの話になってしまいますが。

「計画が適切かわからない、まだ仕組み化されていない仕事」については計画の見直しが都度必要かなと。
「鶏が先か、卵が先か」的な話になってしまいますが、実行力があるということを担保するには適切な計画が必要で、計画力があるということを担保するには実行フェーズでの計画見直しが必要で、最終的に計画通りに実行できた、という結論を得ることが大事だということ。
「撤退基準と振り返りの頻度決めて、PDCAを高速でまわしましょう」ということになるかなと。
上記の前提があるならば、あとは実行あるのみ、という感じ。
「目標対比100%の売上を達成しました!」とか、「スケジュール通りにすべての機能を開発、リリースできました!」という結果になればいいと思います。

振り返りが実施されていて、積み重ねがあるならば、次回に活かせる学びは得られるはずですし、うまくいかなくても、なぜうまくいかなかったか、外部要因だったのかどうか、ということも説明できるかなと。

さいごに

仕事をする上で、「仕事ができる」という「評判」や「評価」がすべてではないですが、そういったフィードバックを無視することも、振り回されてしまうのも違うかなと思っていて。

今とりくんでいる仕事はどこに改善の余地があるのか、前にとりくんだ仕事とどういったところが異なるのか、単に「うまくいった」「失敗した」だけではなく、自分自身の成長を実感できる観点を培っていければいいのかなと思っています。

以上、「『仕事ができる』というフィードバックを安定的に得るためには?」というテーマで書かせていただきました。
お読みいただきありがとうございました!

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