面接で嘘つく必要ないけど、言うことない人はちゃんと考えたほうがいいよ、と思ったことをつらつら。

こんにちは。ふくしまはやとです。
33歳です。営業職でしたが、今年から、自社/受託WEBエンジになることになりました。思ったよりも早く転職できたのでその内容を保存+皆さんに共有できたらと思いこのnoteを書きました。
ただ、就職論、転職論は沢山あるので、個人の感想として捉えてください。

対象者

未経験から、エンジニアになりたい人。
特に30歳代以降の人。
ある程度プログラミングの勉強して、面接に挑もうと思っている人、もしくは挑み中の人。

この記事のテーマ

面接で嘘つく必要ない。ただ、志望理由が無いからってそのことを正直に伝えている人はちゃんと考えたほうがいいよ。
そもそも応募する企業ってどうやって見つければいいんだろう。
(私がどうやったかをちょっと添えて。)

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構成

このテーマは下記の通り構成されています。
(1)面接では嘘つかないほうがいいよ
(2)嘘つか無いことが美徳だから「ただ金がほしい」とか「御社を希望する理由はありません!ただ単に未経験採用行ってたから応募しただけです」っていってもいいけど、その答えが出る時点で、全然自分の考えをまとめられていない可能性があるから気をつけたほうがいいよ。

そもそも面接とは

そもそも面接とは何でしょうか。
企業が活動を行うにあたり根幹となるものが「ヒト・モノ・カネ・情報」等です。
※モノは自社のサービスも含むと捉え、実際の物そのものを指すだけにとどまりません。
基本的にこれらが欠けると企業活動が難しくなるので、企業は常にこれらが増えるように活動します。
さてこれらの中でもっとも難しいものはヒトかもしれません。人間相手であるし、定量的にその質を測るのが難しいからです。よって、企業の人材採用は思っている以上に難しいです。

では、面接では何が行われるのでしょうか。
これは求職者と採用側の認識のすり合わせです。

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企業はXXXという人材がほしい。
求職者はXXXということができる会社がいい。
このすり合わせです。
このすり合わせで、企業が求めるものに合わなければ、面接は落ちるし、求めることに達するもしくはそれ以上の能力であれば、面接突破です。

大事なことは、面接に落ちる=企業の希望に擦り合わなかったというだけです。ただこの事実だけです。時々この世の終わりみたいな人いますが、もっとポップに考えてみてもいいと思います。

ココで個人的に思うことに、企業と求職者の立場があります。
この段階では、双方対等だと思ってます。双方のすり合わせの場です。
企業のほうが立場上のような気がするでしょう?そんなこと無い。
向こうもいい人材を取るのに必死なんです。

立場が一緒だからこそ、嘘ついちゃいけないんです。
だって、求職者のあなたが企業から嘘つかれたら嫌でしょう?
企業だって、企業活動の根幹をなす人材は大事なものだし、求職者にとっても職場は人生でも多くの時間を使う大事な場所です。
お互いに腹を割ってしっかりと自分の考え主張希望をすり合わせないと、そもそも意味がないです。

だから、明らかに立場が上って感じてコミュニケーションとってくる企業はスキップしていいと思います。

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面接で何を話すか

ここまで読んだ方で、こう思われた方もいるのではないでしょうか。

なるほど、嘘つかないのは重要だ、だからちゃんと自分の主張をしよう。
たとえば、
「なぜ弊社を希望されたんですか?」と聞かれたら、「未経験者でも募集してたから!」とか「技術学べればどこでも良かったんです!たまたまです」とか。

これらのいいとことは、とても正直なところです。
ああ、入社してくれたら、歯に衣着せずいろいろと意見言ってくれそうだな、というところです。

一方で悪いところです。
(1)この発言が出る人は、自分がなぜエンジニアになりたいか、自分が企業でどのように活躍できるかが明確にできていない。
(2)企業と求職者の対等な立場を、「求職者のほうが強い」と強気過ぎている可能性がある。
(3)おそらく、どこでもいいからエントリーしている=下手な未経験でも数撃ちゃ当たるでとにかくエントリーしている可能性がある

前述しましたが、面接の場というのは企業と求職者のすり合わせの場です。
企業としても長い間一緒に働くヒトを採用するのであれば、しっかりと選んでくれた理由を確認したいはずです。なぜなら、ここが曖昧だとさっさと辞められる可能性があるからです。
もしここがはっきりしている人を採用すれば、
 ・ある程度は長く働いてくれる
 ・もしかしたら、とても活躍してくれる可能性がある
と期待できるからです。

だいたいこう言うと、「企業側はこき使う人を雇いたいのかよw」とか「入社理由を確認するなんて前近代的だなw」なんていう方もいます。

さて、たとえばもしどんな企業でも採用してくれると仮定した場合、googleとかappleとか、MicroSoftとか、他にもLineとか、Cookpadとか、何でもいいですけど入りたいですか?
多分多くの人が「入れるもんなら入社したい」って思うんじゃないでしょうか。
もし入社する際に「なんで入社したの?」って聞かれたら、いろんな答えが出てくるんじゃないでしょうか。たとえば「優秀な人が沢山いるから、私もその中で働きたい!」とか「普段御社のプロダクトを利用していて、よく知っているから」とか、もしかしたら「結果を残した分給与がもらえるから」とかかもしれません。
とにかくここで確認してほしいのが、「入社したいと思う企業は、入社したいと思う理由がある」ということです。

このように、入社したい理由が明確でない場合、そもそも入りたいと思ってないのです。おそらく、未経験募集しているからという単純な理由から、応募だけしているのではないでしょうか。

どうやって探すか

では、どのように探すのか。
まず媒体に関しては何でもいいと思います。
各種WEBサービス(=wantedly、greenなど)や、各企業サイトのリクルート画面から、はたまた人材紹介会社でもいいと思います。
※なぜか人材紹介会社は叩かれがちと個人的印象を持ちますが、利用に関しては問題ないと思います。ただし、人材紹介エージェントは「求職者採用が自分の成績/給与に直結する」のが普通なので、無理やりな求人紹介等をさせてくる可能性があります。また、企業側からすれば人材紹介手数料がバカ高い(ホワイトカラーは給与*30%〜35%)それら点を認識していれば何ら問題ないと考えています。
ただ、私が色々と転職活動をしていて、もっと良いと思った方法がありました。それはまた別の機会にお伝えします。

次に、 
①なぜ自分がエンジニアになりたいか
②今までどんな業務を行ってきたかとか、普段どのような活動をしているか
を確認する必要性があると思います。

①なぜエンジニアになりたいか、なぜ?と自分に問いかけてみるのです。出てきた答えに対して3回ほどなぜ?を繰り返して、その考えの根幹を探ります。

(例)
なぜエンジニアになりたい?
→手に職つけたいから。
なぜ手に職つけたい?
→自分が作ったもので稼いで行きたいから。
なぜ自分が作ったもので稼いで行きたい?
→自分で考えたものを表現するのが楽しいからそれで稼ぎたい。
こういった形で確認すると、(ざっくり言うと)「自分は、自分の考えを表現したい」ということがわかります。
よって、今後自分の考えを表現できるよう、たとえばそういった技術を学べたり、普段から色々とプロダクトから考えを表現していたり、社員がみんな個人制作をしていて、自ら発表しているような企業だったり、OSS活動を行っている企業を目指してみるのがいいと思います。
これが、まず私が目指したい企業の種類です。

さて、②その次に、自分が今までどんな業務/活動を行ってきたかを確認します。
自分の話をすると、私は新卒から今まで一貫して営業や、人材紹介エージェントを行ってきました。恥ずかしながら突出した成果は出ていなかったと思いますが、一通り営業とは何たるかを学びました。また、人材紹介エージェントとして様々な人にあってきました。
(ちなみに、医療系の会社だったので、何人もの医師にあってきました。今思えば、これはいい経験だったかなと思います。)
私生活では、エンジニアとしての勉強も行いつつ、アウトプットが大事と聞いて、いろいろな勉強会のLT等を盛んに行ってきました。

さて、この②を確認した後、もっとも大事なこととして、今までの経験が次に入る企業にどのような効果をもたらすかを仮説立てします。

前述の通り私は今まで営業を行い、LT等も盛んに行ってきました。結果として、私はそういった発表が比較的苦にならなくなりました。
一方で、世の中のエンジニアに関してはーー誤解を恐れずにいうとーー自己表現や自社紹介、登壇やLTなどが少し苦手な方が多いと感じています。(言語化は得意ですが、表現が苦手かな、と。)
ですから、きっとガリガリコードを書いて開発1日中開発しているエンジニアばかりの企業にとっては、私のような外に行って発表する人を欲しがるんじゃないかと思いました。(←これが仮説です)

これらをまとめると、下記のような企業が私に向いているし、私も活躍できる可能性があるのではないかと仮説立てしました。
・企業メンバーがエンジニアメインの企業
・企業としてのサービスを外部に向けて発信しているけど「発信しきれていない企業」

おそらく、ココらへんが私に向いているかもしれません。そこで、こういった企業を検索・人づて・人材紹介で探してアタックします。
もし面接で、「なぜ弊社を選んだのですか?」と聞かれたら、上記した私が御社に向いていると思った理由プラス企業のWEBページで見て素晴らしいと思った点や、自分であればココをこう改善するといった点をまとめて伝えます。

以上です。
私のやり方でいくと、「「弊社を選ぶ理由を教えて下さい」という質問ははっきり言ってナンセンス、そんなもんいちいち無いし、そんなアホみたいな質問に答える必要はない」と思わなくなります。
そもそも少しも理由が無い企業になぜ面接に行っているのか、を聞きたくなります。

まとめ

・面接とは双方すり合わせの場。対等だよ。
・面接では嘘ついちゃだめだよ、相手に嘘つかれたらいやでしょう?
・自分がエンジニアになりたい理由と、自分の今までの経験がどのように企業に役立つかを認識して、まとめて伝えようね。

おしまい

ぼくのツイッター → https://twitter.com/MasuraoProg

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