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エッセイ

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#小説

エッセイ 小生動静

エッセイ 小生動静

ノリスケ氏は普段行かない図書館に足を運び、昼はコインレストランという自動販売機からうどんやら炒飯やらが出てくる風変わりなレストランでエピピラフ(250円)を食べ、長閑な湖の水面を眺めながら、喫茶店「ミセスマーチン」にてコーヒーを嗜み、夕方はブックオフで本を買い漁ったとさ。

そして、友人から借りた「鹿男あをによし」を読了。堀田イトの可愛さに終始メロメロであったという。

ちなみに今日買った本は以下

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エッセイ 「コンビニ人間」という小説を読む

エッセイ 「コンビニ人間」という小説を読む

今日は午前中、友人らとプールに遊びに行き、午後からは天然の滝を眺めて「壮観ですなあ」とボヤき、夜からはマクドナルドに行って、論文をちまちま読みながら、「コンビニ人間」という小説を読了した。家にほとんど居ない充実した日であったと言えよう。

特筆すべきことは多々あったが、「コンビニ人間」の複雑な読後感によって、今日(昨日)は安眠できそうにない。

「コンビニ人間」は、大学時代から始めたコンビニでのア

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エッセイ 小説を読んで戦慄が走る

エッセイ 小説を読んで戦慄が走る

今日は、人生に影響を与えるのか与えないのかよく分からないイベントが夕方まであり、クタクタであった。

帰りに書店に寄り、もともと読みたかった小説を購入した。

しかし、私はこの小説の恐ろしさを狭いの自室の中で、「ウヒャウヒャヒャ」と気持ち悪い笑い声を挙げながら、感じることとなった。

それは、前野ひろみち氏による短編集「満月と近鉄」である。

特に、私が卒倒してしまったのが、「ランボー怒りの改新」

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エッセイ 思索にふける

エッセイ 思索にふける

今週の日曜日は優雅に喫茶店でコーヒーを啜った吾輩である。

もともと隣の格安ラーメン店で350円のスー麺を啜る予定であったが、「たまにはお洒落に決めたい」と考え、スー麺の倍近い値段のコーヒーを隣店で嗜むことにした。

言うまでもなく、美味しかった。

そして、昼時だったので、コーヒーの前にカルボナーラを頼んだ。おかげで、財布が野口さん一枚分軽くなった。「安倍氏の10万円をもっと有意義に使いなさい!

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エッセイ 虚空に吠える虎

エッセイ 虚空に吠える虎

我の進路はとうとう、コペルニクス的展開を迎えつつある。(この記事を読んだ友人から、コペルニクス的展開とは何ぞやと言われたが、吾輩もそんなことは知らない)

読者諸賢にはそこまで大したことないだろと言われそうだが、まあそれはそうであろう。我の人生における価値なぞ、我にしか分からないからである。

とは言え、就職活動が上手くいかないからって、小説家になると豪語するのは聊か早計ではなかろうか、とも思う。

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ショートストーリー

ショートストーリー

これは昨日書いたストーリーとは全く別物である。

大学1年生の前期テスト最終日に映る夕焼けは美しい。ムワッと広がる蒸し暑さは心地よく、夏の訪れを教えてくれる。大学構内は妙にざわつき、みんな夏休みの計画でも立てているのだろうかと想像を馳せて暇を潰す。

時間は17時43分。18時から授業のグループ発表の班で打ち上げをすることが決まっている。早く時間よ来ないかなとワクワクする。こういう待ち時間は楽しい

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