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久しぶりに一人旅に出ることにした~自分自身の幅を広げるために~

アジアのある国への航空券を手配した。

来月、僕は「一人旅」に出ることにした。

海外旅行ということでは、世界的疫病のために足止めを食らった2020年、2021年を除いては、2022年に1回、2023年に2回、そして今年2024年年明け早々にベトナムに出掛けている。

けれど、純粋な一人旅は、2019年にタイのバンコクを訪れて以来だから、約5年ぶりの海外一人旅ということになる。

前から行ってみたいという気持ちがあった場所なのだけれど、1月のベトナム旅行を終えてから寝ても覚めてもその場所のことを考えるようになってしまった。「行ってみたい」という気持ちが日に日に積もっていく感覚があった。なぜこんなにも惹かれるんだろう?と自問自答を続けた。当たり前だけど、縁もゆかりもない場所だ。でも、そんなどこから湧き上がったのかよくわからないその願望を大切にしようと思って、ここのところ集中してその場所を舞台にした映画やドキュメンタリーを観たりしていた。

そんなことをしているうちに、コップの水が一滴ずつ溜まっていくように、僕の心の中の欲求は少しずつ溜まっていき、そして一気に溢れ出た。そんなふうに「いてもたってもいられない」状態になって、僕はいつも使っている旅行サイト開いて航空券を検索した。

ちょうど良いフライトスケジュールの航空券がすぐに見つかって、その場でその航空券を購入することができた。すぐに「Eチケットの発行が完了した」とのメールがスマホに届いた。ほんの少しの緊張感と大いなる興奮が湧き上がる瞬間だ。ついにあそこに行けるんだ!そう思うと自然に顔がニヤけた。

いつも通り「弾丸」スケジュール。3日間。2泊3日のショートトリップ。
とても短い旅になるけれど、僕にとっては重要なメルクマークになる旅になるだろうことを予想している。「せっかく行くのだから、もっと長い期間・・・」ということもチラッと脳裏をよぎった。でも、自分のお店を経営する自営業の身で、現状はなかなか難しい。

そんなことを考えると同時に思ったことがある。
「せっかく行くのだから・・・」というある種の"もったいない精神"が、いろいろな国に行ってみたいと思っている僕を足踏みさせてしまう大きな要因なのではないか、と。

今の僕にとっては、質よりも「量」が大事だと思っている。たくさんの場所に行ってみること、たくさんのことを感じてみること、たくさん痛い目にあうこと、たくさんの刺激を体験すること。コスパ、タイパという効率性が重視される世界において、超非効率なことだと思うけれど実際に「移動する」「行ってみる」ことが大切なんだと思っている。少なくとも、僕はそうやって人生を創ってきた。対費用効果、対時間効果なんてことは考えずに、時間をたくさんたっぷり取って、それに没頭するように取り組むことで僕自身は形作られてきた。そんなに器用ではない。「質」は僕にとって、自分自身のコントロール下にあるものではない。でも、「量」は、僕にとっては、自分自身のコントロール下にあるものだ。ただ、シンプルに「動けば」いいのだから。僕は、次回の旅を皮切りに、ショートトリップを積み重ねようと思っている。

2024年の僕は、自分の「幅」を広げることが最大のテーマである。そのために、物理的な「移動」を必要としている。

30代の前半くらいからアジア旅は
台湾・台北


マレーシア・クアラルンプール 


ベトナム(南部と中部)

タイ・バンコク

と周ってきた。そして、自分の幅を広げることをテーマにしている現在、次に行く場所が「そこ」であることに感慨深さがある。

あえて、どこに行くのかは書かない。
まだ、書きたくないという気持ちがある。

その場所に到着できたら、どこに着いたのか明かしたいと思っている。

それくらいその場所に行くことを、僕はとても大切に思っている。

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