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言葉のアパルトマン 230302

・氷河の時代を生き抜いても、凍傷で壊死した心は二度と元には戻らない。棄てた人々を「人生再設計第一世代」と言う壁に塗り込みたい、上から美しいクロスを貼って整えたい、そうして何もなかったようにしたいという気持ちが透けて見える。

・この国では人の命と政治家の言動があまりに軽い。

・ネットの海を漂い続ける、除去されない機雷名「差別」。古い機雷が今もなお人を傷つけ、時に命を奪う。

・紙がなくなる時代が迫ってきていると感じているのか、新聞架が青ざめて震えている。ペーパーナイフは、自分には他に使い道があると言いきかせて必死に存在意義を示そうとしている。

・昔読んだ本や聴いた歌が、大人になってから肌に合うと気づく瞬間がある。浸透圧が一緒になったのか、自分が思うよりもさらに奥底に沁みてきて、とうの昔に大切な事を教えてくれていたんだとやっとわかる。これからの自分に届けるために、いろいろな書籍や音楽に触れておいた方がいい。

・未来を諦める「放棄」から、未来を自分たちの手で勝ち取る「蜂起」へ。


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